「ムーンナイト」悪役イーサン・ホーク、スティーブ・ジョブズを役作りの参考にしていた ─ 「もしジョブスが悪人だったら?」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新ドラマ「ムーンナイト」で悪役を演じるイーサン・ホークは、役作りの際に米アップル社の創業者として知られるスティーブ・ジョブズに着想を得ていたという。
「ムーンナイト」でホークが演じるキャラクターは明かされていないものの、既報ではカルト組織のリーダー役になるという。このたびイーサンが米USA Todayに明かした役作りの参考人物を確認すると、善人・悪人問わず共通して歴史上の人物が列挙されており、その中にはテレビ伝道師のジミー・スワガートやキューバの最高指導者で知られたフィデル・カストロ、戦争犯罪者のヨーゼフ・メンゲレ、ダライ・ラマといった指導者の立場にあった人物も含まれている。
彼らを「ミキサーにかける」プロセスを取ったイーサンは、「楽しかったのはこれですね」と続け、参考にした人物をもう1人挙げた。「“もしスティーブ・ジョブズが悪人だったら?”と考えたのです」。スティーブ・ジョブズといえばビジネスパーソンであるだけでなく、伝記映画や伝記書籍で語られている通り、多くの逸話を残してきた人物。参考にした側面は定かではなくとも、ひとまずイーサンはひねりを加えて、頭の中でジョブズを悪役に仕立て上げることで役作りに活かしたということだろう。
イーサンは演じるキャラクターについて、「すでにまとわり付いてしまった膨大な量のイメージ」が無かったが故に、役作りの自由度が高かったと語っている。「私たちはたくさんの期待から解放されながら何かを作り上げていくことができました」。もっとも、イーサンはMCUにより詳しい息子に助けを求めていたことを以前明かしており、必要なMCUの情報を最低限取り入れてもいたようだ。
マーベルドラマ『ムーンナイト』はディズニープラスにて、2022年3月30日(水)16時より日米同時配信開始。
Source: USA Today