『モータルコンバット2』、キタナ役が決定 ─ 「サブリナ」「リバーデイル」の新鋭に

最強格闘ゲームを実写映画化した『モータルコンバット』(2021)の続編『モータルコンバット2(仮題)』で、キタナ役を演じる俳優が決定した。米The Hollywood Reporterが報じている。
キタナはゲームシリーズ第2作に初登場したキャラクターで、アウトワールドの帝王シャオ・カーンの側近暗殺者にして、カーンと彼の妻であるシンデルの娘。成長するにつれて自身の出生に疑問を抱くようになったキタナは、自分の父親がカーンではないことを知ってしまう。キタナはモータルコンバットの開催に際してカーンを裏切り、地球からやってきたリュウ・カンらと共にカーンを撃破する。鉄扇を武器に戦う。
このたびキタナ役にキャスティングされたのは、Netflix製作のダーク・ファンタジードラマ「サブリナ:ダーク・アドベンチャー」(2018‐2020)でスクリーンデビューを飾り、4シーズンにわたってアガサ役を演じた香港出身のアデライン・ルドルフ。青春ドラマ「リバーデイル」(2019‐)やドラマ版「バイオハザード」(2022)などにも出演している新進気鋭俳優だ。
なお続編には、「サブリナ:ダーク・アドベンチャー」でルドルフとタッグを組んだタティ・ガブリエルも出演。『アンチャーテッド』(2022)で悪役トレジャーハンターのジョー・ブラドック役を演じたガブリエルは、キタナの親友でカーンの側近暗殺者であるジェイド役にキャスティングされている。リユニオンを果たすルドルフとガブリエルは、「サブリナ:ダーク・アドベンチャー」で4シーズンにわたって共演しているため、息の合った演技を見せてくれそうだ。
さらに、異色スーパーヒーロードラマ「ザ・ボーイズ」(2019‐)やリブート版映画『スター・トレック』シリーズなどで知られるカール・アーバンの参加も発表されており、アーバンはハリウッドでスーパースターになった俳優にして格闘家のジョニー・ケイジ役を演じる。
現時点で製作スタジオのワーナー・ブラザース・ディスカバリーからキャストの正式な発表はないが、主人公コール・ヤング役のルイス・タン、ソニア・ブレード役のジェシカ・マクナミー、ライデン役の浅野忠信、リュウ・カン役のルディ・リン、スコーピオン/ハサシ・ハンゾウ役の真田広之ら、主要メンバーが復帰することが期待されている。
第1作のサイモン・マクオイドが監督でカムバックし、脚本を手掛けるのはマーベルドラマ「ムーンナイト」(2022)のジェレミー・スレイター。プロデューサーのトッド・ガーナーは、撮影は2023年6月よりオーストラリアのゴールドコーストで行われる。『モータルコンバット2(仮題)』の米国公開日は未定。
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Source:The Hollywood Reporter