『Mr.ノボカイン』インタビューをしたが、ジャック・クエイドの腹がよじれてインタビューが止まった

2025年6月20日より公開中のアクション・コメディ映画『Mr.ノボカイン』の主人公ネイサン・カインは「痛みを感じない」という設定だが、演じたジャック・クエイドはこのインタビューで腹が痛いほど笑った。
『Mr.ノボカイン』の主人公はどこにでもいるようなごく普通のサラリーマン、通称Mr.ノボカインことネイサン・カイン。演じるのは「ザ・ボーイズ」ヒューイ役でお馴染みのジャック・クエイドだ。ネイサン・カインは格闘技経験ゼロ、もちろん戦い方もわからない完全なるド素人だが、唯一の武器はどんな痛みも感じないという異常すぎる体質。強盗に人質として連れ去られた愛するを救うため、“痛みゼロ”の肉体ひとつで必死に食らいつく。彼のガールフレンドであるシェリーを、『プレデター:ザ・プレイ』(2022)で大注目のアンバー・ミッドサンダーが演じている。
THE RIVERでは、クエイドとミッドサンダーの二人にインタビューを敢行。本作の見どころや二人のパーソナリティを聞こうとしたところ、仲が良すぎる二人は爆笑しすぎてインタビューが進まない!
本記事では、まるでお笑いコンビのような二人の爆笑コミュニケーションを文字に起こしたが、このノリは文字ではなかなか伝わらない。というわけで、これから掲載するテキストを読んでいただくよりも、どちらかといえば動画の方をご覧いただきたい。「火曜日にスタバでプレデターと待ち合わせて戦うのならエビになると良い」というくだりも登場する。
『Mr.ノボカイン』ジャック・クエイド&アンバー・ミッドサンダー インタビュー
──はじめまして!みんなと同じように、僕も「ザ・ボーイズ」の大ファンです。もしもネイサンがザ・ボーイズに加わったら、良いチームメンバーになれると思いますか?
ジャック・クエイド:ありがとう!きっとそうだと思います!正直、ブッチャーにいいように使われそうで、そこは不安ですね。だから、「ブッチャー!彼はピュアでスウィートなエンジェルちゃん!離れろ!」と言うと思います(笑)
アンバー・ミッドサンダー:ウブだから(笑)
ジャック:そう、ウブだから(笑)でも、ヒューイとネイサンはめっちゃ仲良くなれると思う。いい友達になりそう。
アンバー:ネイサンがコンパウンドVを打ったら、どうなっちゃうの〜?
ジャック:ネイサンがVを?うわー、止められなくなるよ(笑)もう制御不能!
アンバー:ヤバいじゃん。
──ネイサンなら、ホームランダーを食い止められるかな?
ジャック:Vを打っていたら、絶対やれる!ネイサンはかなりいい味方になってくれそうですよね。今作でネイサンは、自分の愛するもののために全力を注ぎますよね。そんなところが大好きです。だから彼には戦う動機があればいい。それにしてもホームランダーはひどいヤツだから、倒す気になると思う(笑)。
──アンバー、君は以前プレデターと戦っていますよね!あれはいい映画でした(『プレデター:ザ・プレイ』)。今後、ネイサンがプレデターと戦う展開に備えて、対プレデター戦法を教えてくれない?
ジャック:僕が絶対プレデターと戦わないといけないとしたら、どしたらいい?教えて?
アンバー:(笑)そうだね……。
ジャック:火曜日にプレデターと会うんだ!って。
アンバー:(爆笑)
ジャック:いったんスタバで会って、それから戦うんだけど!って。
アンバー:(爆笑)エビ!エビになって!
ジャック:エビになるんだぁ。
アンバー:この人、今日褒められるたびに、エビ人間みたいになる(=身体を丸める)んです。だから、それをやって。
ジャック:そうすれば、プレデターに敵と見做されない!相手の視界にとらえられなくなるのか。
アンバー:そう!だから、できるだけ自分を脅威と見られないようにして、エビになって!でも、私の助言なんて要らないと思いますよ。彼は本作で大活躍していますから。彼ほど上手くネイサン・カインを演じられる人は他にいません!褒めさせて?
ジャック:この二日取材受けてるけど、彼女もすごいんだからね!君のことだって褒めてあげるよ!
アンバー:だって、あんなアクションシーンは見たことがなかったんだもん。彼がスタントチームと一緒にアクションを組み立てていく姿を見て、ビックリしたんです。本作の撮影にかける彼の想いがすごくて、刺激を受けました。この映画は、あなたのおかげですよ!あなたにアドバイスなんて不要。
ジャック:そんなふうに言ってもらえて嬉しい。僕はアクションスターである彼女が大好きだから。全部彼女のおかげ。
アンバー:いやいや、ほんとに、私の方が勉強させてもらってばかり!
ジャック:お互い褒め殺しだね。ごめん、これくらいにしとく(笑)。
──アンバー、そんなジャックのお笑いセンスで役が壊れちゃうくらい笑ったことはある?
アンバー:いやー、まず私、笑いやすいんです。笑い上戸なんですよ。
ジャック:僕はアンバーを笑わせるのが大好き。すごく好き。それに彼女もいつも僕を笑わせてくれる。お互いに笑わせ合う。
アンバー:私たち笑い上戸ペア。でも一つ挙げるとすれば、ジャックとレイと私とで一緒に演じたシーンかな。
ジャック:レイがめちゃくちゃ笑わせてくるんだよな。
アンバー:レイはめちゃくちゃ笑かしてくる。彼はめちゃくちゃ上手く演じていて、映画もかなりうまくいってて、でも彼は面白すぎ。
ジャック:あの日は感情的なシーンのはずだったのに。
アンバー:そう、あなたと私はすごく感情的なシーンを演じてて、彼もかなり一生懸命だったんだけど、どういうわけか面白くて。
ジャック:彼が「やばい、これ面白いわ」とか言うんだよね。
アンバー:そうそう。それで私吹き出しそうになっちゃって、だから落ち着かなきゃと思ってあなたを見たら、そっちも吹き出すのを堪えるのに必死で、もう額が血走っちゃってて(笑)。それでもう無理だった。その日、そのシーンの撮影は、もうそこからダメダメだったね。
ジャック:まぁ、僕ら二人とも、上手くやったよ(笑)
──ネイサンは痛みを感じませんが、だからといって無敵というわけではありません。脳震盪を起こしたり、すぐに気絶してしまったりします。無敵のヒーローではなく、弱さも持つキャラクター作りはどのようにアプローチしましたか?
ジャック:そうですね!ネイサンは痛みを感じないけれど、戦い方を訓練されているわけではない。そういうキャラクターを作るのはすごく大変でした。彼は具体的にどう戦うのか?最初のうち、彼は相手を殺そうとするわけではありませんよね。ただ情報を集めてシェリーを助けようとするだけ。パンチを受けても怯まないけど、それでも頭は揺れる。そこが面白い。自分の反応をコントロールするんです。
これが別の格闘シーンにも影響しました。実はこないだ、「ザ・ボーイズ」の撮影をしていて、ヒューイが顔面を殴られるシーンがあった時に、「ヒューイは痛みを感じるんだ」って意識しないといけなかった。ネイサンの戦い方に慣れちゃってたから(笑)。面白かったですね。スタントチームが本当に素晴らしくて、ネイサンの戦い方を編み出すのにかなり協力してくれました。
──ネイサンは劇中で、とっても痛〜い出来事をたくさん経験します。お二人がこれまでの実生活で経験した“激痛エピソード”はありますか?
ジャック:君のは知ってるかも。スケボーの話?岩の話?
アンバー:あー!スケボーはそうかも。骨折したし。でも、馬に踏まれたのが大変だったかな。
ジャック:「馬に踏まれた」は強すぎるんよ!
アンバー:(爆笑)だって、私まだ6歳だったから。それで馬に踏まれた。
ジャック:(爆笑で喋れない)
アンバー:(爆笑で喋れない)
ジャック:言い方がおもろ過ぎる……(爆笑)ごめん、続けて!
アンバー:(爆笑で喋れない)
ジャック:馬に踏まれた……。ぼ、僕は仕事中に助骨を痛めたこと。一番最後のショットの撮影で、みんなに拍手されてクランクアップを迎えるはずが、痛くて喋れなくなっちゃって。「ジャックさんこれで撮影終了でーす!」と言われたのに、「(死にそうな声で)ありがとう……ございま……」って言いましたって話なんですけど、「馬に踏まれた」には勝てない!
アンバー:いや、そんなに酷い負傷じゃないんだけど、私の場合は、当時すごく小さかったから。病院にも行かなかったし。でも、しんどかった。
ジャック:(吹き出す)
アンバー:(爆笑で喋れない)
ジャック:馬に踏まれてんだよ!しんどいに決まってんだろ!
アンバー:なかなか痛かった(笑)だから、馬に踏まれた話です!
ジャック:僕は、助骨の打撲です!
──面白過ぎるんですが、お時間になりまして、これで終わりです(笑)。
アンバー:どうもありがとうございます!
ジャック:お付き合いありがとうございました(笑)
アンバー:(笑)


『Mr.ノボカイン』は大ヒット公開中。
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