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「ザ・ボーイズ」ヒューイ役、『Mr.ノボカイン』のクセで撮影に支障? ─ 「ネイサンはホームランダーを倒したくなると思う」

「ザ・ボーイズ」気弱だけど正義感に溢れる青年ヒューイ役でお馴染みジャック・クエイド主演のアクション・コメディ映画『Mr.ノボカイン』が公開中だ。痛みを全く感じないという体質を持つ主人公ネイサン・カインが、その身体だけを武器に愛する彼女を救うべく奔走する痛快作。

ネイサンは無痛であるため、悪党から攻撃や拷問を受けても全く動じない。つまり最強のヒーロー……かと思いきや、彼はただの真面目な銀行員。戦いのスキルは全く持ち合わせていないため、いくら無痛といっても戦力としては限られている。

そんな紙一重なキャラクターを全力で演じたことで、「ザ・ボーイズ」での撮影に影響が出てしまったことがあったという。クエイドがTHE RIVERのインタビューで語った。

「ネイサンは痛みを感じないけれど、戦い方を訓練されているわけではない。そういうキャラクターを作るのはすごく大変でした。彼は具体的にどう戦うのか?最初のうち、彼は相手を殺そうとするわけではありませんよね。ただ情報を集めてシェリーを助けようとするだけ。パンチを受けても怯まないけど、それでも頭は揺れる。そこが面白い。自分の反応をコントロールするんです。

これが別の格闘シーンにも影響しました。実はこないだ、『ザ・ボーイズ』の撮影をしていて、ヒューイが顔面を殴られるシーンがあった時に、『ヒューイは痛みを感じるんだ』って意識しないといけなかった。ネイサンの戦い方に慣れちゃってたから(笑)。」

Mr.ノボカイン
©2025 PARAMOUNT PICTURES.

戦闘スキルは低いけど、痛みを感じないという体質は頼もしい場面も多い。ネイサンがザ・ボーイズに加わったら?と尋ねると、「正直、ブッチャーにいいように使われそうで、そこは不安ですね!」と明るく答えた。「だから、ブッチャー!彼はピュアでスウィートなカップケーキ・エンジェルなんだ!離れろ!と言うと思います(笑)。」

インタビューに同席したシェリー役のアンバー・ミッドサンダーも「ザ・ボーイズ」のファンであるようで、「もしネイサンがVを打ったら?」と質問。Vとは「ザ・ボーイズ」劇中に登場する、未知のスーパーパワーを覚醒させる薬品「コンパウンドV」のことだ。

クエイドは「Vを打っていたら、絶対やれる!ネイサンはかなりいい味方になってくれそうですよね」と予想。「『Mr.ノボカイン』でネイサンは、自分の愛するもののために全力を注ぎますよね。そんなところが大好きです。だから彼には戦う動機があればいい。それにしてもホームランダーはひどいヤツだから、倒す気になると思う」と語った。

映画『Mr.ノボカイン』は大ヒット公開中。みんなが実生活で経験した「激痛エピソード」傑作集は以下より。

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Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から企画制作・執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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