ディズニー実写版『ムーラン』にジェット・リーが皇帝役で出演交渉中 ─ ヴィランにはコン・リーが決定

『エクスペンダブルズ』シリーズや『ドラゴン・キングダム』(2008)で知られる中国出身のアクション・スター、ジェット・リーが、ディズニーによる実写版『ムーラン』出演交渉の最終段階に入っていることが分かった。また同作には中国出身で、近年では『SAYURI』(2005)『シャンハイ』(2010)などに出演し国際的な活躍を見せている女優コン・リーの出演が決定したという。米国時間2018年4月12日、The Hollywood Reporterが報じている。
ジェット・リーが交渉中の役は、軍隊動員のために各家から男子一人を徴兵するという命令を出す中国皇帝。コン・リーは、強大な力を持つヴィランの魔女を演じる。1998年公開のアニメーション版『ムーラン』では異民族の男性シャン・ユーがヴィランに相当していたため、コン・リーの役は実写版オリジナルのキャラクターということになりそうだ。
『リーサル・ウェポン』4(1998)でハリウッド進出を果たしたジェット・リーと言えばキレのあるカンフー・アクションで知られているが、近年リーは持病の薬の副作用で運動ができない状態であることを告白していた。アクション・シーンの代わりに、リーの渋い魅力や演技を堪能することとしよう。
1998年にディズニーが製作・発表した『ムーラン』は、古代中国を舞台に、父の代わりに男装して従軍したムーランとフン族との闘いを描く物語。このたび製作される実写版では『スタンドアップ』(2005)のニキ・カーロがメガホンを取り、中国が誇る大女優リウ・イーフェイが主人公のムーランを演じる。ムーランを導く師匠役には『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)『イップ・マン』シリーズで知られるドニー・イェンが抜擢された。
映画『ムーラン』は2020年3月27日に米国公開予定。
Source: THR