『マトリックス レザレクションズ』キアヌ・リーブス、ビルの46階から20回飛び降りていた

『マトリックス レザレクションズ』でシリーズ18年ぶりの復帰を果たしたキアヌ・リーブスは、共演者のキャリー=アン・モスと一緒にビルの46階から飛び降りるアクションに挑戦していたという。
米トーク番組に出演したキアヌは、司会者から「撮影中に行った一番クレイジーな挑戦」を訊かれると、「ビルから飛び降りました」と一言。これに「何階建てだったんですか?」と司会者が返すと、キアヌは「46階くらいだったかな」とサラッと答え、会場を驚かせる。
ビルから飛ぶシーンは、『マトリックス』第1作にも登場する。現実世界に戻ったネオは、モーフィアスとの訓練の中で高層ビル間を飛ぼうとするのだ。『レザレクションズ』でも同様のシーンに挑んだというキアヌとキャリー=アンだが、なぜCG加工やスタントマンによる代役撮影を選ばなかったのか。その理由をキアヌは以下のように明かしている。
「ラナ・ウォシャウスキー監督ですし、『マトリックス』ですからね。自然光が必要だったんです。リアルさを追求したいじゃないですか。ワイヤーも付いていましたよ。だから、キャリー=アンと一緒に手を繋いで、建物から飛び降りたんです。」
撮影からしばらく経った今でこそ平然とした様子のキアヌだが、飛び降りる“第1回目”は緊張したという。「そこに着くまでに、心拍数も少し上がっていたと思います」と語っている。しかし、驚くべきは次の発言。2回目以降の挑戦についてキアヌはこう振り返る。
「けど、1回やった後に、“恐怖のことは考えちゃいけない。向き合って、集中して、そこに行ってやるだけだ”と思ったんです。最高でしたよ!ビルから飛び降りるなんて信じられますか?」
キアヌによれば、ビルから飛び降りた回数はなんと20回。ビルの46階というと、200メートル以上の高さだが、そこからワイヤー一本でダイブを20回繰り返すキアヌとキャリー=アンの心理状態は計り知れない。
ところでキアヌ、同じく高所から飛び降りるバンジージャンプは苦手なのだそう。「やったことないですし、怖いじゃないですか」と話し、会場を笑わせていた。