Menu
(0)

Search

『僕のヒーローアカデミア』ハリウッド実写映画版、「若者の感情に誠実でありたい」と脚本家 ─ 「素晴らしい若手俳優と出会えたら」

僕のヒーローアカデミア
『僕のヒーローアカデミア 31』(集英社)

日本の大人気漫画『僕のヒーローアカデミア』のハリウッド実写映画版について、脚本家のジェイソン・フックスが進捗を語っている。

堀越耕平による原作『僕のヒーローアカデミア』は、世界人口の約8割が“個性”(超常能力)をもつ超人社会を舞台に、“無個性”だったデクこと緑谷出久が「最高のヒーロー」を目指す物語。2014年~2024年まで週刊少年ジャンプで連載され、単行本(全42巻)は世界累計発行部数1億部を突破。現在アニメ8期目となるFINAL SEASONが放送中で、ますます盛り上がりを見せている。

Netflixとレジェンダリー・ピクチャーズが手がける実写映画版では、『GANTZ』や『キングダム』シリーズなどの佐藤信介が監督に就任。2025年9月には、『IT/イット』シリーズの前日譚ドラマ「IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー “それ”が見えたら、終わり。」の脚本家ジェイソン・フックスが、脚本家として参加することが発表された。

『僕のヒーローアカデミア』と「IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー」の両方で、“若者”のストーリーを描いているフュークス。自身の創作姿勢について、「若いキャラクターを描く時は、とにかく感情のリアリティに誠実でありたい」と米Polygonのインタビューで語っている。

本作は開発の初期段階にあり、「脚本執筆の真っ最中なので、キャスティング段階には至っていない」とのこと。「『ウェルカム・トゥ・デリー』と同じように、才能と資質に恵まれ、素晴らしい人間性を持った若手俳優たちを見つけられたら幸運だと思います」と話した。

原作のコミックにはデクをはじめ、幼なじみの爆豪勝己、轟焦凍、麗日お茶子など、多彩で魅力的なキャラクターが登場し、その関係性やダイナミクスも圧倒的な支持を集めている。実写化にあたっては、キャスティングもきわめて重要な要素となるに違いない。

なお、フュークスによると「IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー」は「はみ出し者たちが力を合わせて巨大な悪と戦う」物語。『僕のヒーローアカデミア』についても「仲間と同じような“個性”を持たず、うまく馴染めない、デクのような“はみ出し者”を描いている」として、通じるところがあるという。もっとも「両作はまったく異なる物語。それぞれが別の方向に進んでいくのは明らかです」と、その違いを強調した。

実写版『僕のヒーローアカデミア』は企画開発中で、日本では東宝が配給する。なお、「IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー “それ”が見えたら、終わり。」は、2025年10月27日(月)よりU-NEXTにて独占配信開始。

Source: Polygon

Writer

アバター画像
KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly