リドリー・スコット監督、ホアキン・フェニックス主演『ナポレオン』11月22日、世界中の劇場で公開へ

巨匠リドリー・スコット監督、主演ホアキン・フェニックスの映画『ナポレオン(原題)』がApple TV+(配信日未定)での世界配信に先駆けて、2023年11月22日より劇場公開となることがわかった。Appleのプレスリリースには「全世界の劇場(theaters worldwide)」が対象とあるため、日本も含まれるものと考えられる。ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントとのパートナシップによって実現した。
『Napoleon』は、フランスの高名な軍人・革命家・皇帝、ナポレオン・ボナパルトを描く意欲作。ナポレオン(ホアキン)率いるフランス軍がイギリス・オランダをはじめとする連合軍およびプロイセン軍に敗北した「ワーテルローの戦い」に加え、妻ジョセフィーヌ(ヴァネッサ・カービー)との束の間の関係などが描かれる。
『グラディエーター』(2001)以来、22年ぶりにホアキンとタッグを組むスコットは、『ゲティ家の身代金』(2017)のデヴィッド・スカルパと執筆した脚本をホアキンのために自らリライトしたことを以前にも明かしている。『グラディエーター』続編映画や『エイリアン』新作映画でのプロデュース業など、常に複数のプロジェクトを抱えるスコットにとっても、『Napoleon』が肝いりの1作であることが窺える。
米Appleが公開したファーストルックでは、ナポレオンを中心に白馬に跨り、剣を抜くフランス軍の堂々たる姿がお目見え。リドリー・スコットらしさに溢れる壮大なビジュアルは、スクリーン映えすること間違いなし。今後の賞レースを賑わせる存在となる可能性も十分だ。
Apple製作作品が配信を前に劇場公開されるニュースと言えば、マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン(原題:Killers of the Flower Moon)』も2023年10月6日より米国内にて劇場公開されることがつい先日報じられたばかり。Appleは目下、作品の劇場公開に大きく予算を割いて、多面的なサービスの拡大を試みている様子。Apple TV+作品といえば、『コーダ あいのうた』(2021)が配信作品として初めてアカデミー作品賞に輝いたという強みがある。
『Napoleon(原題)』は2023年11月22日より世界中の劇場で公開。
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