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新・バットマン、オリジン描かず「既にユニバースに存在するものとして描く」 ─ スーパーマンとの共演もジェームズ・ガン示唆

バットマン Batman
イメージ写真

ジェームズ・ガン率いる新DCユニバースでは、新しいバットマンについての誕生物語を描かず、既にユニバースに存在するヒーローとして導入するようだ。ガンが明かしている。

この記事には、アニメ「クリーチャー・コマンドーズ」のネタバレが含まれています。

早くも海外ファンの間では、新DCU第1弾となるアニメシリーズ「クリーチャー・コマンドーズ」劇中に新しいバットマンがわずかなカメオで初登場を果たしていることが話題を呼んでいる。米Rotten Tomatoesのインタビューに応じたジェームズ・ガンは、アニメで初披露となったバットマンについて、「まだ準備が整っていない」ためにシルエットを加重して描いたと明かす。

この新しいバットマンは、オリジン・ストーリーを割愛し、既に存在するスーパーヒーローとして描く。バットマンといえば、幼い頃に両親を犯罪者に殺害された大富豪の息子ブルース・ウェインが、恐怖の化身であるコウモリ男となって犯罪者に対抗するクライム・ファイターになる物語が有名だ。これはクリスチャン・ベール主演『バットマン ビギンズ』(2005)で描かれた後、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)では、既にオープニング映像内でダイジェスト的にまとめられるように扱われた。

そのため、再度のリブートとなる新DCUでもオリジンを省略するという考えは、驚くほどのことではない。ガンは「クリーチャー・コマンドーズ」での準備的な導入について、バットマンが「このユニバースに既に存在しているということを示す、素晴らしいやり方だった」と語り、「映画『スーパーマン』でも、スーパーマンが既に存在しているということになっているのですが、それと似たようなものです。彼は既にメトロポリスの市民に認知されています」と紹介する。

そう語るように、2025年夏公開の新DCU映画第1弾『スーパーマン』では、デヴィッド・コレンスウェットによる新スーパーマンの誕生譚を割愛。「この世界では誰もがスーパーマンのことを知っており、どこから来たかも知っているから」と、ガンは別のインタビューでその理由を語っている

同じように、バットマンについても「またオリジン・ストーリーをやる必要がない」と説明するガン。「バットマンはこのユニバースにおける重要な存在」であり、「クリーチャー・コマンドーズ」に登場したバットマンは紛れもなく「DCU版バットマン」であるという。

コミックと共に育ったガンは、子どもの頃からバットマンが特に大好きで、マーベルにいた頃にもバットマンがお気に入りのキャラクターだと公言していたと、キャラクターへの愛着を語る。「もっとたくさんバットマンを見てもらえるのが待ち切れません。スーパーマンと一緒にね」と、将来的にはDCU版スーパーマンとバットマンが共演する可能性まで示唆してみせた。

新DCユニバースでは、バットマンと相棒ロビンを描く実写映画『バットマン:ブレイブ&ボールド(原題:Batman: The Brave and the Bold)』が企画中で、『ザ・フラッシュ』のアンディ・ムスキエティ監督が就任。バットマン役を含むキャスティングや、製作・公開時期はまだ明らかになっていない。

Source:Rotten Tomatoes

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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