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『サイレントヒル』最新映画化は「過去作から独立」、2023年の公開目指す ─『零』映画化の進捗も

『SILENT HILL 3』(コナミ)

2006年に実写映画化された人気ホラーゲームシリーズ『サイレントヒル』でメガホンをとったクリストフ・ガンズが、『サイレントヒル』の新たな映画化企画を準備中だ。この度、その最新映画化に関する進捗を監督本人が明かしている。どうやら、2023年の公開を目指しているようだ。

『美女と野獣』(2014)などでも知られる仏出身の監督クリストフ・ガンズは、2020年1月、AlloCineのインタビューにて「ふたつのホラープロジェクトに取り組んでいます」としながら、そのひとつが霧に閉ざされた町を舞台にしたホラーアドベンチャーゲーム、『サイレントヒル』の映画化企画であることを説明。当時、このプロジェクトについては「ピューリタニズムによって荒廃した米国の小さな町という雰囲気に軸足を置いています」と述べており、ゲームシリーズの要素を継承することを示唆していた。そして今回、Jeux Videoのインタビューにてガンズ監督が、その進捗について口を開いている。

『サイレントヒル』の映画化作品は、ガンズ監督が手がけた1作目のほか、2013年にマイケル・J・バセットがメガホンをとった『サイレントヒル:リベレーション3D』がある。ガンズ監督は、「過去に作られたふたつの映画からは完全に独立しており、『サイレントヒル』の進化への敬意を払った脚本になっています」と説明。「2006年に思い描いたような『サイレントヒル』ではありません」としながら、「現代の観客のための『サイレントヒル』になります」とつづけている。つまりは、リブート企画となるということだろう。

現時点では、『サイレントヒル』最新映画化企画の正式発表はなされておらず、スタジオやキャストなどに関する情報も不明だ。しかしガンズ監督は今回、“2023年公開”の可能性を口にしていることから、もしかしたらオフィシャルでアナウンスされる日も近いのかもしれない。

話は戻るが、ガンズ監督が準備しているもうひとつの企画というのは、『零』の映画化のことである。2001年に1作目が発売された和風ホラーゲームシリーズであり、射影機という特殊なカメラで、霊を撮影し封印しながら様々な謎を紐解いていく作品だ。当時の取材で監督のガンズは、「舞台は日本になる予定です。ゲームにおける日本の幽霊屋敷という設定を変えたくないですから」と話していた。こちらのプロジェクトについてガンズ監督は、ゲームスタジオのコーエーテクモの監修のもと脚本が執筆され、「準備はできている」とのことだ。さらに本企画は、“2024年公開”を目指しているという。

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Source: Jeux Video , AlloCine , Bloody Disgusting(1,2

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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