新『ワンダーウーマン』映画、脚本家が決定 ─ 『スーパーガール』ライターが連続起用

ジェームズ・ガンによる新DCユニバースで企画中と見られる新しい『ワンダーウーマン』単独映画に、2026年公開予定の『スーパーガール』脚本家アナ・ノゲイラがアサインされたことがわかった。米The Wrapが報じた。
ワンダーウーマン単独映画はガンのDCスタジオ就任時に発表されたラインナップ予定に含まれていなかったものだが、新シリーズ第1弾映画『スーパーマン』公開前に企画が判明。同作がヒットすると、急ピッチで準備中との話題がにわかに持ち上がっていた。
脚本就任が伝えられたノゲイラは2018年の短編映画『We Win(原題)』の脚本を担当し、女優として活動歴も持つ。スーパーマンのいとこスーパーガール/カーラ・ゾー=エルを描く単独映画『スーパーガール』の脚本家も務めるほか、若きヒーローチームを描く『ティーン・タイタンズ』実写映画にも起用されているので、DCスタジオから厚い信頼を得ていると見られる。
ガンは新しいDCユニバースで脚本第一主義を貫く。脚本が完成するまで、ワンダーウーマン役のキャスティングも行わないとSNSで表明。一方、以前は「キャシアン・アンドー」のアドリア・アルホナについて「彼女は素晴らしいワンダーウーマンになるだろうね」と支持したこともある。
ワンダーウーマンは旧シリーズでガル・ガドットが演じた。2017年の映画『ワンダーウーマン』は女性ヒーロー映画として記録的な大ヒットとなったが、続編『ワンダーウーマン 1984』(2020)はコロナ禍もあってヒットに恵まれなかった。パティ・ジェンキンスは第3作に向けて準備を進めていたが、ワーナー・ブラザースによるシリーズ刷新のために頓挫している。
新ユニバースでの関連企画として、ワンダーウーマンの故郷セミッシラでの物語を「ゲーム・オブ・スローンズ」調に描くというドラマシリーズ「パラダイス・アイランド(原題)」がある。ガンによれば、こちらの進捗は緩やかであるという。
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