DC『アクアマン』スピンオフ『ザ・トレンチ』と『ニューゴッズ』がキャンセルに ─ 将来的には再始動の可能性あり

DCコミックスによるふたつの映画化企画が、ワーナー・ブラザース/DCより正式に白紙になったことがわかった。このたびキャンセルされた映画化企画は、『ニューゴッズ(原題:New Gods)』と『ザ・トレンチ(原題:The Trench)』だ。米The Hollywood Reporterが報じている。
『ニューゴッズ』は、敵対するふたつの惑星による神々の戦いを描く作品で、エヴァ・デュヴァネイが監督を務める予定だった。『グローリー/明日への行進』(2014)や、「ボクらを見る目』(2019)などを手がけてきた気鋭監督だ。そんなデュヴァネイ監督も白紙になったことを辛く感じており、Twitterにてこれまで一緒に取り組んできた製作陣への感謝の言葉を添えている。
一方の『ザ・トレンチ』は、DC『アクアマン』シリーズのスピンオフとして計画されていた。アクアマンとメラを襲撃した不気味な種族、トレンチを描く物語。『アクアマン』でメガホンをとったジェームズ・ワンがプロデューサーとして就任し、“モンスター・ホラー映画”になるとして期待されていただけに、企画頓挫は残念だ。
報道によると、この発表をもってふたつの映画化企画は正式に白紙となったものの、将来的には実現に向けて再始動する可能性もあるという。とはいえ、DC映画の今後数年間の予定の中に組み込めるスペースもないとのことだ。
ちなみにDC映画の今後の予定としては、ジェームズ・ガンによる『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2022年夏に日本公開)、マット・リーヴスによる『ザ・バットマン』(2022年3月4日に米国公開)、『アクアマン2(仮題)』(2022年12月16日に米国公開)などが待機中である。
▼DCコミックスの記事
DC映画『サージェント・ロック』企画保留、来年夏に再開か ─ コリン・ファレル主演、ルカ・グァダニーノ監督 あらすじも明らかに ライアン・レイノルズ、『グリーン・ランタン』で学んだ「スペクタクルよりもキャラクター」 ─ 「普段しゃべっているのと同じようにセリフを書く」 『デッドプール』にも活きた DC『シャザム!』監督、ファンから殺害予告を受けていた ─ 「もう二度と原作モノはやりたくない、と思った」 ファンダムの暴走問題 DC映画『スーパーガール』撮影終了 ─ スーパーガールのロゴマークもお目見え 2026年6月公開! アベンジャーズ、スター・ウォーズ、スパイダーバース、ゴジラ、ゼルダ、バットマン、2027年US公開映画がすごい件 とんでもないぞ
Source: The Hollywood Reporter