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DC映画『ナイトウィング』企画生存か、監督「まだ希望持っている」 ─ 当時の構想、バットマン登場の可能性を語る

ナイトウィング
Photo by Hannaford https://www.flickr.com/photos/27745117@N00/38755558624/ Remixed by THE RIVER

ワーナー・ブラザース/DCコミックスは、映画『ナイトウィング(仮題)』の実現をまだ諦めていない? 2017年ごろから準備されていた本作について、監督に就任していた『レゴ(R)バットマン ザ・ムービー』(2017)のクリス・マッケイが、企画の現状と当時の構想を語った。

ナイトウィング/ディック・グレイソンは少年時代に両親を殺され、大富豪ブルース・ウェイン/バットマンの養子となる。当初はロビンとしてバットマンと活動したが、独立してナイトウィングと名を改め、単独のヒーローとして活躍するのだ。『ナイトウィング』は、初めてディック・グレイソンを実写映画化する企画として予定されていた。

米Bear Caveのインタビューにて、マッケイは『ナイトウィング』について必要以上に多くを明かそうとはしていない。それは「現時点で、あの映画を作らないという話は聞かされていないから」だというのだ。企画は保留となっているが、マッケイは再開される可能性が高いと踏んでいるのである。

「今のところ、彼ら(ワーナー/DC)には別に優先したいものがあります。ワーナーとしては、たくさんの計画を何度も変更する必要があった。いろんな作品をやっているし、僕が『ナイトウィング』に参加した時も、マット・リーヴスの『ザ・バットマン』が動いていたんです。だから、僕は今でもあの映画を作るという希望を持っていますよ。希望的観測かもしれないけれど、“君が作ることはないから”とは誰にも言われていない。むしろ、現時点で優先順位が低いにせよ、ナイトウィングの映画を作りたいとは思われているでしょう。彼らにとっても重要なものだから。」

もともとマッケイの参加以前から、ワーナー/DCは「オザークへようこそ」(2017-)のビル・ドゥビュークを脚本に起用して『ナイトウィング』の企画にあたっていた。『レゴ(R)バットマン ザ・ムービー』の成功後、2017年にマッケイが参加したのち、脚本の目処が立ち、まずはプレゼンテーションとして予告映像を作る予定だったという。脚本の内容、マッケイの構想、DCの意向が盛り込まれる見込みだったが、これはとうとう完成しなかった。マッケイも示唆したように、『ジャスティス・リーグ』(2017)ののち、DC映画は幹部陣の再編、ラインナップの見直しを余儀なくされたのである。

『ナイトウィング』について、マッケイは「復讐映画であり、ナイトウィングとブルードヘイブンの街を登場させ、ヴィランもたくさん出てくる予定でした」と話している。一方、描きたかったのはディック・グレイソンの内面のドラマだったという。「悪い父親とともに育った男は、いかにして戦う青年になり、そこから離れようとして、再びその世界に引き戻されるのか。[中略]なぜ、どのようにナイトウィングになったかというアプローチには、気に入ったところがたくさんありました」。

したがってマッケイが目指したのは、あくまでもナイトウィング/ディック・グレイソンの独立した物語だったのだ。ナイトウィングにはバットマン/ブルース・ウェインの存在も重要だが、実現するにせよ「バットマンが出てくることは保証できない」という。「バットマンにせよ、別のキャラクターにせよ、登場の可能性はあります。けれど、僕たちが描きたいのはナイトウィング。必ずしも別の要素に繋げなくとも、ブルードヘイブンを舞台に、ディック・グレイソンと彼の世界を描く物語にできるところがいいんです」。

Source: Bear Cave

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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