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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』悪役サフィンの特別映像が米公開、「世界をよりよくしたい」男 ─ 『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレックが演じる

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
Credit: Nicola Dove © 2019 DANJAQ, LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.

『007』シリーズ第25作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』より、“シリーズ史上最凶”といわれる悪役サフィンにフォーカスした特別映像が米国にて公開された。演じるのは『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)でアカデミー賞主演男優賞に輝いたラミ・マレックだ。

ジェームズ・ボンドは現役を退き、ジャマイカの地で穏やかな生活を満喫していた。ところが、CIA 出身の旧友フェリックス・ ライターが助けを求めてきたことで平穏な生活は突如終わりを迎える。 誘拐された科学者を救出するという任務は、想像以上に危険なものだったのだ。やがて、ボンドは脅威をもたらす最新技術を有する黒幕を追うことになる……。

『007 スペクター』(2015)に続いての登場となるマドレーヌ・スワン(演:レア・セドゥ)は、ラミ演じるサフィンとは旧知の間柄だ。ダニエル・クレイグ演じるボンドが「やつの目的は?」と聞くと、マドレーヌは「復讐」と答えた。

かつて「(シリーズの)世界観に必ずしも縛られないものを生み出したいと思った」と話していたラミは、今回の映像で「サフィンという人物を、落ち着きのない、自分を英雄だと考えている」人物にしたかったと振り返っている。「サフィンは手に負えない悪役です。ボンドは彼に適応しなければいけない」。また、脚本・監督のキャリー・フクナガいわく、「サフィンの望みと行動が、彼を本当に恐ろしいキャラクターにしています。ボンドにとっても、世界にとっても」

映像の中で、サフィンはマドレーヌに「君が一番愛する人を殺そう」と告げ、また「よりよい世界のために人間を根絶やしにする。ほんの少し整理をしたいだけだ」と宣言する。もっとも、サフィンはボンドに向けて「僕が君を不要なものにした」と言い放つが、ボンドは「いいや、君みたいなやつがいるうちは違う」と答えて……。

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は2020年11月20日(金)全国ロードショー。

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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