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『Mr.ノーバディ』続編、2023年の撮影めざして進行中 ─ 「最高の続編を作らなければ」

Mr.ノーバディ
© 2021 Universal Pictures

ナメてたオジさん、ブチ切れるとめちゃ強い。ボブ・オデンカーク主演の痛快アクション『Mr.ノーバディ』(2021)の続編映画が、2023年の撮影開始を目指して進行していることがわかった。プロデューサーのケリー・マコーミックが明かした。

ボブ演じる主人公ハッチ・マンセルは、職場でも家庭でもつらい扱いを受け、耐え忍びながら生きる“何者でもない男(ノーバディ)”。しかし、その内面では怒りがふつふつと湧き上がっていた。ある日、バスで居合わせたチンピラに挑発されたハッチはとうとうブチ切れてしまい……。観客の熱い支持を受け、続編が待望されていた人気作が、いよいよ再び本格始動しているようだ。

Colliderの取材にて、マコーミックは「(続編の撮影を)来年(2023年)実施できればと願っています。祈っていてください」とコメント。前作を超える続編に仕上げるべく、鋭意努力していることを語った。

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ただの続編ならば作る必要はない、というのが私たちの考え方。最高の続編を作らなければいけません。ですから、正しいものであると確かめることが大切。もしもそうできれば、来年には始められるという大きな期待を抱いています。」

この続編企画については、2022年2月に、主演のボブが「続編に取り組んでいます」「ストーリーについて話をしました」と語ったほか、同年8月にはプロデューサーのデヴィッド・リーチが「関係者は全員が全速前進」「すぐに実現させる」と述べ、脚本作業が進んでいることを認めていた。今回は約4ヶ月ぶりの進捗情報となったが、この間にも水面下で作業は着々と進められていたようだ。

ボブ・オデンカークやデヴィッド・リーチ、ケリー・マコーミック、そして『ハードコア』(2015)でも知られるイリヤ・ナイシュラー監督と、ファンのみならず関係者たちも、みな一様に『Mr.ノーバディ』の続編を望んできた。代表作「ベター・コール・ソウル」(2015-2022)が完結したばかりのボブも、本作が特に印象深かったようで、2022年8月には「もっとアクションをやりたい。『Mr.ノーバディ』にはとても驚かされました」とも話していたのである。

万事うまく運べば、きっと朗報はそう遠くないうちに聞こえてくるはず。今はマコーミックの言葉どおり、実現をじっと祈ることにしよう。

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Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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