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クリストファー・ノーラン監督、自身の映画が携帯で観られても文句なし

クリストファー・ノーラン Christopher Nolan
© LFI/Avalon.red 写真:ゼータ イメージ

『TENET テネット』(2020)などで知られるクリストファー・ノーラン監督は意外にも、自身の映画が携帯で視聴されることに対して抵抗は無いようだ。米ScreenRantによると、2020年11月3日に米国発売された書籍『The Nolan Variations(原題)』にて、監督本人が明かしているのだという。

クリストファー・ノーランといえば、可能な限り最先端の映像技術に頼らず、実物で見せることを貫く監督として知られる。監督の映画製作に対する強い拘りにより、圧倒的な没入感を生み出して、劇場でしか味わい尽くせないような唯一無二の映画体験を観客に届けているのだ。

しかし、ノーラン監督は劇場体験を重視しながらも、決して携帯での視聴に否定的な訳ではない。

「『ダンケルク』を携帯か何かで観る事に対して問題でもあるのかと言われると、無いですよ。私が問題視しない理由は、大きな劇場で公開することが前提になっているからです。iPadで映画を観る場合にも、映画体験に関する知識や理解を踏まえながら視聴するでしょう。要するに、iPadでテレビ番組を見る時は、全く別の心構えなんですよ。」

ノーラン監督は映画を携帯で観ること自体は否定的では無いようだが、劇場公開を前提にしない配信向けで製作することは今後も無さそうだ。ちなみにクエンティン・タランティーノ監督もまた、劇場での映画体験に重きを置く人物として有名だが、『ヘイトフル・エイト』(2015)をiPhoneで公開するようにパラマウント・ピクチャーズから提案されて、激怒したことがあったのだという。

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Source: ScreenRant

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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