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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』コロナ禍以降最大のハリウッド映画に ─ 世界興収が『ワイスピ』超えの見込み

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
Credit: Nicola Dove © 2019 DANJAQ, LLC AND MGM. ALL RIGHTS RESERVED.

『007』シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が、コロナ禍以降最大のハリウッド映画になる。ハリウッド映画における世界累計興行収入で首位に立っている『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021)の額を上回る見込みだ。

Box Office Mojoによれば、本記事掲載時点で『ジェットブレイク』の世界興収は、7億2,107万ドル。これに対して『ノー・タイム・トゥ・ダイ』は7億877万ドルで、その差はわずか1,230万ドルとなっている。

日本を含め世界の大部分で劇場上映が終了している『ジェットブレイク』に対し、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』は現在も上映が継続中。アメリカ国内における先週末(2021年11月12〜14日)の興収記録では、公開2週目の『エターナルズ』、1週目の『でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード』、4週目の『DUNE/デューン 砂の惑星』に次ぐ4番目に『ノー・タイム・トゥ・ダイ』が位置しており、なおも健闘を見せている。ここ日本でも、公開後7週連続でトップ10入りを果たした。

これらを踏まえると、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の世界累計興収が『ジェットブレイク』を超えるのも時間の問題だろう。11月1日には、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』のイギリスにおける歴代興収額が2019年最大のヒット作『アベンジャーズ/エンドゲーム』を超える見込みであることが米メディアで伝えられ、その1週間後11月8日には見事に上回った

現時点で、世界累計興収が7億ドルの大台に乗っているハリウッド映画は、『ジェットブレイク』と『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の2作のみ。これに、『ゴジラvsコング』『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』『シャン・チー/テン・リングスの伝説』『ブラック・ウィドウ』『DUNE/デューン』が続いている。こうしたビッグタイトルの相次ぐ封切りのおかげもあり、コロナ禍で急激な落ち込みを見せた映画館業界にも回復の兆しが見られているということだろう。今後も、『マトリックス レザレクションズ』や『キングスマン:ファースト・エージェント』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『ゴーストバスターズ/アフターライフ』といった注目のラインナップが封切りを控えている。

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Source: Box Office Mojo,Comscore

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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