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レオナルド・ディカプリオ最新作『One Battle After Another』初映像が公開 ─ 『リコリス・ピザ』ポール・トーマス・アンダーソン監督、9月US公開

https://www.youtube.com/watch?v=9u-2yB8GJ-Q

レオナルド・ディカプリオ主演、ポール・トーマス・アンダーソン監督の映画『One Battle After Another(原題)』より、初めての映像となる“予告編の予告編”が公開された。

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)や『ザ・マスター』(2012)などで知られるポール・トーマス・アンダーソン監督にとって、本作は『リコリス・ピザ』(2021)以来約4年ぶりの新作。プロットは明らかになっていないが、現代を舞台とした群像劇だと伝えられている。

来週公開される予告編に先がけて公開された、21秒間の“予告編の予告編”では、ディカプリオ演じる男が飲み物をすすっていると、妊婦の女性がライフルを突然発砲。生まれたばかりの赤ちゃんが映し出されると、「この赤ちゃんをどうするの?」という声が聞こえる。続いて別の女性がライフルを乱射する場面が映し出されるが、漂うのは暴力と混沌の気配──。映像は「やっと状況が把握できたところだったのに」という言葉で締めくくられている。

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出演者はレオナルド・ディカプリオのほか、『ヘイト・ユー・ギブ』(2018)のレジーナ・ホール、『 星の王子ニューヨークへ行く2』(2021)のテヤナ・テイラー、『ボーダーライン』シリーズのベニチオ・デル・トロ、『リコリス・ピザ』に続いての登板となるアラナ・ハイム、「推定無罪」(2024)のチェイス・インフィニティ、名優ショーン・ペン。

本作は『インヒアレント・ヴァイス』(2014)の原作者トマス・ピンチョンの代表作『ヴァインランド』を翻案した作品ともいわれているほか、アンダーソン史上最高の製作費である1億4,000万ドルが投じられたとの報道もある。

アンダーソンは脚本・製作を兼任し、プロデューサーは『リコリス・ピザ』のサラ・マーフィーと、アンダーソン作品の常連者であるアダム・ソムナーが務めた。2024年11月に逝去したソムナーにとっては遺作であり、ファースト・アシスタント・ディレクターも兼任している。音楽は6度目のアンダーソン作品となるジョニー・グリーンウッドが担当した。

映画『One Battle After Another(原題)』は2025年9月26日に米国公開予定。当初は8月8日の公開予定だったが、製作・配給のワーナー・ブラザースは本映像のリリースに先がけて公開計画を変更していた。

Source: Variety, The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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