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【ネタバレ】「オビ=ワン・ケノービ」あの人物を登場させた理由、脚本家が明かす ─「それ以外の理由では、ルークのもとから離れない」

オビ=ワン・ケノービ
(C)2022 Lucasfilm Ltd.

Disney+にて独占配信中のドラマ「オビ=ワン・ケノービ」では、『スター・ウォーズ』シリーズでおなじみのとあるキャラクターが登場している。それも若き日の少女の姿で。キーキャラクターとなる同人物を登場させた理由とは一体何だったのか?

この記事には、「オビ=ワン・ケノービ」のネタバレが含まれています。

オビ=ワン・ケノービ
(C)2022 Lucasfilm Ltd.

『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)から10年後が舞台の本作。ダース・ベイダーはジェダイを抹殺し銀河を支配しようとしていた。一方、オビ=ワンは身を潜めながら、オーウェン・ラーズに身を預けていた“新たなる希望”、ルーク・スカイウォーカーを陰から見守り続けていた。しかしある日、ルークの双子の妹であり、別々に育てられていた王女レイア・オーガナが、何者かに誘拐されてしまう。10歳の少女を救うべく、オビ=ワンは立ち上がる……。

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2022年5月27日に配信された第1話で登場するやいなや大きな話題を呼んでいる、『スター・ウォーズ』シリーズでおなじみのプリンセス・レイア。このレイア姫を登場させた理由について、本作のヘッドライターでありエグゼクティブ・プロデューサーのジョビー・ハロルドは、「“なぜオビ=ワンでなければならないのか”という問に答えてくれるんです」と、The Hollywood Reporterにて説明している。

オビ=ワン・ケノービ
(C)2022 Lucasfilm Ltd.

“助けて、オビ=ワン・ケノービ。あなただけが頼りです”という言葉は、彼らが共に歩んできた歴史の深さを知った今、選択と決断として恣意的でなくなったように感じられます」と続けるハロルド。このレイア姫が放った言葉は、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)で登場する台詞である。つまり、「オビ=ワン・ケノービ」にてふたりの知られざる過去を深く掘り下げることで、オビ=ワンとレイアの絆により説得力を持たせられるということだろう。

さらにハロルドは、「彼女は産まれてくる息子に、ベンと名付けることになります」と説明している。レイア姫は、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)を経て、ハン・ソロと結婚。そのふたりの息子の名前こそカイロ・レンことベン・ソロであり、オビ=ワン・ケノービの別名、ベン・ケノービの名前が入っているのだ。

「オビ=ワン・ケノービ」第1話では、隠居生活を送っていたオビ=ワンが、ルークを近くで見守る使命があるとして、レイア姫の救出を一度拒む姿が描かれている。しかし、ベイル・オーガナというレイアの養父による説得を経て、オビ=ワンはルークの双子の妹を助ける旅に出るのだ。この展開についてハロルドは、「オビ=ワンはレイア姫以外のために、ルークのもとから離れたりはしない」と述べている。本作の物語において、レイア姫の登場は必要不可欠だったというわけだ。

オビ=ワン・ケノービ
(C)2022 Lucasfilm Ltd.
オビ=ワン・ケノービ
(C)2022 Lucasfilm Ltd.

オリジナルドラマシリーズ「オビ=ワン・ケノービ」は、毎週水曜日16時にディズニープラスにて独占配信中。

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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