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『オーシャンズ』前日譚映画に『ツイスターズ』監督が契約交渉中 ─ マーゴット・ロビーの製作会社が手がける

オーシャンズ11
©2007 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved

ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニーら豪華スターが競演した人気犯罪映画『オーシャンズ』シリーズの前日譚映画(タイトル未定)に、『ツイスターズ』(2024)『ミナリ』(2020)のリー・アイザック・チョン監督が交渉中であることがわかった。米Deadline、Varietyが報じている。

本作は2022年5月に第一報が伝えられたもので、当初は「1960年代のヨーロッパを舞台にしたオリジナル作品」と伝えられていた。現時点でのプロットは不明だが、「強盗と裏切り、魅力的な悪党チーム」が関連する物語だといわれている。

製作を務めるのは、俳優マーゴット・ロビーの製作会社LuckyChap Entertainment。2022年の段階では、『バービー』(2023)のマーゴット・ロビー&ライアン・ゴズリングが再共演を果たし、ロビー自身がプロデュースすると報じられていたが、今でも両者が企画に残留しているかはわからない(現在のところキャストは決まっていないという)。

脚本家は、既報の通り『ファミリー・アフェア』(2024)のキャリー・ソロモン。『オーシャンズ』シリーズの生みの親であるジョージ・クレイトン・ジョンソン&ジャック・ゴールデン・ラッセルが創造したキャラクターに基づくものと報じられているため、当初のオリジナル路線ではなく、『オーシャンズ』シリーズにより近い内容として企画が刷新されている可能性もある。

なお、以前この映画を監督すると報じられていた『スキャンダル』(2019)のジェイ・ローチはすでに企画を離脱している模様。『ミナリ』で高い評価を受けたチョン監督は、『ツイスターズ』でスタジオ製作のジャンル映画も的確に撮れる実力を証明し、『スター・ウォーズ』のドラマシリーズ「マンダロリアン」「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」のエピソード監督としても活躍。『オーシャンズ』前日譚映画は、活躍の幅をさらに広げる機会となる。

現在、ワーナー・ブラザースは『オーシャンズ』フランチャイズの拡張に取り組んでおり、ブラッド・ピット&ジョージ・クルーニーらが再結集するという続編映画『オーシャンズ14(仮題)』の企画も進行中。こちらは『フォールガイ』(2024)『ブレット・トレイン』(2022)のデヴィッド・リーチ監督が契約交渉中と報じられていた

Source: Deadline, Variety

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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