ノーラン新作『オデュッセイア』本国で異例の1年前チケット販売開始、直後に即完 ─ 早くも高額転売、1枚3万円も

大ヒットが確約されたような映画がある。クリストファー・ノーラン監督による新作『オデュッセイア』。本国では、すでに前売券の販売が好調で争奪戦に。映画の公開は?1年後だ。
2026年7月17日の米公開まで1年もありながら、本国ではすでに前売鑑賞券の販売を始めるという異例の取り組みで話題。米Varietyによれば、2025年7月17日のチケット発売開始から24時間以内に95%が完売。開始後1時間以内で特に売れ、映画館のウェブサイトにはアクセスが集中し、つながりにくくなることもあったという。
地元の映画館に直接チケットを買いに行くファンもいた。「カウンターに行ったら、従業員たちに笑われましたよ。1年後の映画チケットを買うなんておかしいって感じで。責めるつもりはありません。2026年7月の木曜日に何をするか考えるなんて、自分でもおかしいと思いますから」と、無事にチケットを購入できたファンの声が紹介されている。
一部のチケットは早くもネットのオークションサイトで転売され、一部は200ドル(約3万円)にまで高騰したという。今から高額な転売チケットを買わずとも、公開時期が近づけば改めて正規購入の機会が増えるはずだ。
現在、ティザー映像が劇場限定で上映されているが、オンライン上に解禁されているのはティザーポスターと、マット・デイモンの劇中姿程度。詩人ホメロスの英雄叙事詩『オデュッセイア』を全編IMAXフィルムカメラで撮影するということのほか、本作でわかっていることは少ない。にもかかわらず人々が1年も先駆けてチケットを買い求めるのは、クリストファー・ノーランのブランドが確固たるものである証左だろう。
出演はマット・デイモンのほか、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ゼンデイヤ、ルピタ・ニョンゴ、シャーリーズ・セロン、ロバート・パティンソン、ジョン・バーンサル、ベニー・サフディ、エリオット・ペイジ、ヒメーシュ・パテル、ビル・アーウィン、サマンサ・モートン、ジョン・レグイザモ、ローガン・マーシャル=グリーン。多くの映画ファンにとっては、少なくとも1人はお気に入りの俳優が出演していると言えるオールスター布陣となっている。
クリストファー・ノーラン監督最新作『オデュッセイア』は2026年公開(米国公開日は7月17日)。
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