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『ドクター・ストレンジ』ワンダ役エリザベス・オルセン、マーベルの契約に縛られて他作品の役を逃した過去に「不満」

エリザベス・オルセン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48469187077/ Remixed by THE RIVER

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)にスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ役で登場し、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)デビューを飾ったエリザベス・オルセン。その後も『アベンジャーズ』シリーズに続投し、ドラマ「ワンダヴィジョン」(2020)では同役で主演を果たした。飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍を続けるオルセンだが、MCUの契約に縛られて他作品の役を逃すことが多くなったと吐している。

MCUに参加するまでは、カルト集団に洗脳された女性を描く『マーサ、あるいはマーシー・メイ』(2011)や、韓国映画の米版リメイク『オールド・ボーイ』(2013)などインディ映画やアート系の作品に数多く出演していたオルセン。米The New York Timesのインタビューに応じたオルセンは、ヨルゴス・ランティモス監督による『ロブスター』(2015)に出演できなかった悔しさを話ししている。

マーベルとの契約は、(スケジュールの都合をつけて)特定の仕事をする機会を私から取り去りました。いち観客として、より私が楽しんでいた系統の仕事です。心から正直にそう思っています。私は、(マーベルの)契約から抜けられなかったので(『ロブスター』も)出演できず、不満を感じ始めました。この仕事は安定していますが、より自分らしいと感じていた部分を失いつつありました。そして、そこから私が離れれば離れるほど、そういった作品に考慮されなくなったんです。」

マーベルとの出演契約に縛られた状態について複雑な気持ちを述べたオルセンだが、もしスカーレット・ウィッチを主人公にした単独映画が製作されるとしたら、出演する気はあるのだろうか?その質問には、こう答えている。

出演すると思いますが、本当に優れたストーリーでなければなりません。こういった映画はコンテンツを生み出すことに重点を置くのではなく、非常に強力な視点を持つ時に最高になるのだと思います。トリロジー映画の計画が必要なわけではありませんから。」

今後、オルセン演じるスカーレット・ウィッチがMCUにカムバックするかどうかは未知だが、復帰するにしても卒業するにしても、俳優として確固たる地位を築いたオルセンには明るい未来が待っているのではないだろうか。オルセンがスカーレット・ウィッチ役で続投した『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は公開中。

▼ の記事

    Source:The New York Times

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    Hollywood

    ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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