『ゴジラxコング』アダム・ウィンガード監督、次回作でA24と初タッグ ─ 初期作回帰のアクション・スリラーに

『ゴジラxコング 新たなる帝国』が快進撃中のアダム・ウィンガード監督が、次回作『Onslaught(原題)』でA24と初タッグを組むことがわかった。米Deadline、The Hollywood Reporterなどが報じている。
ワーナー・ブラザース&レジェンダリー・ピクチャーズによる「モンスター・ヴァース」で、映画『ゴジラvsコング』(2021)と続編『ゴジラxコング 新たなる帝国』を成功に導いたウィンガードは、もともとインディペンデントのホラー&スリラー映画からキャリアを開始したフィルムメイカー。『Onslaught』では自身が監督・脚本を務め、共同脚本はサイモン・バレットが担当する。
ウィンガードとバレットは、ふたりの名前を映画界に知らしめた『サプライズ』(2011)や『ザ・ゲスト』(2014)で仕事をともにした創作的パートナー。『ブレア・ウィッチ』(2016)以来はしばらく別の現場で活動していたが、『ゴジラxコング 新たなる帝国』で久々の再タッグとなった。新作のプロットは謎のベールに包まれているが、初期作のトーンに回帰しての“激しいアクション・ホラー・スリラー”になるという。
A24は米Lyrical Mediaとともに本作に共同出資し、世界配給も担当。企画の獲得にきわめて積極的な姿勢を示し、複数のスタジオとの争奪戦に勝利したと伝えられている。プロデューサーにはウィンガード&バレットのほか、アーロン・ライダー&アンドリュー・スウェット、アレキサンダー・ブラックらが参加。ウィンガードの製作会社Breakaway Civilizationより、ジェレミー・プラットも名を連ねた。
なお、ウィンガードは『フェイス/オフ』(1998)の続編映画にも監督として就任しており、同作にはバレットも参加すると報じられている。ただし、同作は2023年の全米脚本家組合によるストライキの影響で企画が遅れており、実現の具体的な時期は明らかになっていない。
映画『Onslaught(原題)』は2024年秋に撮影開始予定。
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Source: Deadline, The Hollywood Reporter