ノーラン監督『オッペンハイマー』新ポスターが米公開 ─ キリアン・マーフィー、核融合を見つめる

クリストファー・ノーラン監督の最新作、『オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)』の新ポスターが米国で公開された。
本作は、第二次世界大戦下で原子爆弾の開発・製造計画「マンハッタン計画」を主導し、“原爆の父”と呼ばれた米国の物理学者ロバート・オッペンハイマーの半生を描く物語。原爆の開発から、のちに本人が核兵器の国際管理の必要性を訴え、水素爆弾への抗議活動を行なうまでの変化が綴られるという。
このたび公開された新ポスターでは、オッペンハイマーが保護用のゴーグルを装着し、原子炉の窓から核融合反応を見つめる姿が切り取られている。このシーンこそ、ノーランが実写撮影にこだわったという“トリニティ実験”なのだろうか? その破壊力を感じさせる鮮烈なオレンジ色が印象的だ。
ロバート・オッペンハイマー役は、『インセプション』(2010)『ダンケルク』(2017)などノーラン作品の常連俳優キリアン・マーフィー。妻のキャサリン・“キティ”・オッペンハイマー役をエミリー・ブラント、共産党員で精神科医のジーン・タトロック役をフローレンス・ピュー、アメリカ原子力委員会の元会長ルイス・ストロース役をロバート・ダウニー・Jr.、マンハッタン計画を指揮したレズリー・グローヴス役をマット・デイモン、「水爆の父」として知られる物理学者エドワード・テラー役をベニー・サフディが演じるほか、ラミ・マレックやゲイリー・オールドマン、デイン・デハーン、マシュー・モディーンら豪華俳優陣が名を連ねている。
ノンフィクション作品『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇(上・下巻)』(PHP研究所)を原作に、ノーラン自らが脚本を執筆。製作スタッフには『TENET テネット』(2020)のチームが再集結し、撮影監督をホイテ・ヴァン・ホイテマ、編集をジェニファー・レイム、音楽をルドウィグ・ゴランソンが務める。
映画『オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)』は2023年7月21日に米国公開予定。
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Source:@Oppenheimer