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ノーラン最新作『オッペンハイマー』米国でR指定に ─ 『インソムニア』以来21年ぶり

クリストファー・ノーラン
HellaCinema https://commons.wikimedia.org/wiki/File:DunkirkFilmGearPatrolLeadFull.jpg

クリストファー・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー(原題)』が、米国でR指定を受けたことがわかった。米公式Twitterにて公開された最新ティザー映像で明らかになった。

『ダークナイト』3部作や『インターステラー』(2014)『ダンケルク』(2017)『TENET テネット』(2020)など、これまでのノーラン作品はほとんどがPG-13指定であり、R指定を受けるのは稀。監督デビュー作『メメント』(2000)、第2作『インソムニア』(2002)以来のレーティングとなった。理由は「性的描写・裸体描写・過激な言語表現を含むため」とされている。

本作は、第二次世界大戦における原子爆弾の開発・製造計画「マンハッタン計画」を主導した、“原爆の父”として知られるアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーの半生を描く作品。上映時間はおよそ3時間におよび、ノーラン史上最長の一作となることがすでにわかっている。

オッペンハイマー役で主演を務めるのは、ノーラン作品の常連として知られるキリアン・マーフィー。妻・キャサリン役をエミリー・ブラント、マンハッタン計画を指揮したレズリー・グローヴス役をマット・デイモン、共産党員で精神科医のジーン・タトロック役をフローレンス・ピュー、アメリカ原子力委員会の元会長ルイス・ストロース役をロバート・ダウニー・Jr.が演じるほか、ベニー・サフディ、ラミ・マレック、ゲイリー・オールドマン、デイン・デハーン、マシュー・モディーン、ケネス・ブラナーら強力な布陣が顔を揃えた。

映画『オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)』は2023年7月21日に米国公開予定。日本公開は、そしてレーティングはどうなるか。

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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