Menu
(0)

Search

『ワイスピ』ロック様の新スピンオフ映画決定、『ファイヤーブースト』続編に繋がる単独作に ─ ヴィン・ディーゼルとの確執は「水に流した」

ワイルド・スピード/スーパーコンボ
©UNIVERSAL PICTURES

ドウェイン・ジョンソンが『ワイルド・スピード』シリーズに復帰することを自身のSNSを通じて正式に発表した。演じるルーク・ホブスの単独映画が計画中であることも明らかにしており、これは目下のサーガ完結作とされる『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』続編に繋がる作品になるという。

この記事には、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』のネタバレが含まれています。

© 2016 Universal Studios. All Rights Reserved.

ドウェインは、サーガの主人公ドム役ヴィン・ディーゼルとの不仲・確執が伝えられてきており、今後はメインサーガに戻らない意向を示していた。しかし『ファイヤーブースト』では、エンディング中のミッド・クレジット・シーンでサプライズ再登場。本作の新たなヴィラン、ダンテ(ジェイソン・モモア)からの宣戦布告にホブスが応えるというものだった。

これは、ホブスが『ファイヤーブースト』続編に登場し、ついにドムと再び力を合わせてダンテに立ち向かう展開を示唆するものと考えられたが、どうやら自身の単独映画を予告するものであったようだ。もともとドウェインは、デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)とのW主演スピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)の続編に意欲を示してきていたが、この度のSNS投稿で「the HOBBS movie」と表現していることから、ホブス単独の作品になると見られる。自身の制作会社Seven Bucksもプロデュースに加わる。

長きにわたるヴィンとの確執もひとまず解消したらしい。ドウェインは「昨年の夏、ヴィンと俺は過去を水に流した。俺たちはブラザーフッドと決意を持って、そして常にシリーズやキャラクター、愛するファンたちを大切にしてリードしていく」と、シリーズのために仲直りしたことを述べている。

ドウェインはこの投稿で、ハワイからのメッセージ動画も添えている。「100%の事実としてついにお伝えしよう。ホブスは戻ってきた」と宣言したのち、『ファイヤーブースト』でのホブス復帰に対するファンの熱狂的な歓迎に感謝を伝え、ヴィンとのトラブルについては「俺たちはずっと兄弟のような間柄だった」とまとめた。

自身の行動指針を北極星の導きに例えたドウェインは、「今回の場合、北極星はこの愛するシリーズ、愛するキャラクター、そして愛するファンの存在。そのことを考えれば、(復帰は)それほど難しい決断ではなかった」と説明。ジェイソン・モモアが熱演した強烈な悪役、ダンテとの対決を「楽しみにしている」と伝えると、最後には劇中のセリフ「パパは仕事に行く(Daddy’sg gotta go to work)」を引用して笑顔を見せた。

今の所『ファイヤーブースト』の続編は2025年公開予定と伝えられているが、それ以上の詳細はわからない。ドウェインの説明からすると、ホブス新映画は『ファイヤーブースト』より前に公開されることになるはずなので、2023年中にも製作に着手されるべきだろう。脚本はシリーズに長年従事するクリス・モーガンが担当すると米Deadlineは伝えている。

ダンテとファミリーの決着は『ファイヤーブースト』続編に持ち越されるはずなので、この新作でホブスはまた新たな脅威に対峙しながら、ダンテを追うことになるのだろう。単独作が製作されるからといって、ホブスが『ファイヤーブースト』に再登場する可能性が消えたというわけでもない。

Writer

アバター画像
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly