エスターVSママの心理戦、ヒヤヒヤ緊張感の『エスター ファースト・キル』本編映像

『エスター』(2009)の前日譚映画『エスター ファースト・キル』から、エスターと母親が心理戦を繰り広げる緊迫感溢れる本編映像が公開された。
行方不明だった娘が、4年ぶりに帰ってきた?2007年、アメリカで暮らすオルブライト家は、4年前に行方不明となった愛娘エスターの失踪事件に今なお心を痛めていた。そんなある日、エスターが保護されたという思いがけない知らせが夫妻のもとに届く。この奇跡のような出来事を手放しで喜ぶ一家。
驚くほど成長したエスター(イザベル・ハーマン)は聡明で才能も豊か。画家の父親に昔以上にべったりだった。しかし母親のトリシア(ジュリア・スタイルズ)は少しずつ気づくのだった。娘が「どこか変だ」ということに……。
公開された本編映像では、4 年前に行方不明になった娘エスターが母トリシアに迎えられ、父と兄が待つアメリカへと帰宅する際のシーンを切り取ったもの。見違えるほど大人びた愛娘の成長に驚く母だったが、10 歳になった娘は何かがおかしい。父の呼び方や服装の趣味までも以前とは違っていた。実は彼女はエスターになりすました全くの別人だったのだ。
映像の中では、チョーカーを取ろうとした母の腕を必死の形相で掴むエスターを捉え、凶暴な本性が一瞬丸出しとなる。別人と知った母と、素性を隠したいエスターの巧妙な心理戦を映し出す中で、2人のやり取りには違和感を感じずにはいられない。この後、オルブライト家にさらなる恐怖が待ち受けることになるのだった……。
前作『エスター』では、裕福な一家、コールマン家が孤児院からエスターを養子に迎えるところから始まった。彼女は聡明で、画才もあり、家族に喜びを持って受け入れられ、親子として幸せな関係を築いていく…はずだった。彼女の真実を知った時、その結末に世界中が恐怖に飲み込まれ話題となった。日本でも大反響を呼び起こした『エスター』から14年。エスターはいかにして凶暴性を秘めたサイコパスへと覚醒したのか。本作では、オルブライト家を舞台に彼女の衝撃的な過去が明らかとなる。
『エスター ファースト・キル』は2023年3月31日、公開。