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『NOPE/ノープ』ジョーダン・ピール監督が新作映画を準備中 ─ 2024年12月に米公開

ジョーダン・ピール
Photo by Daniel Benavides https://www.flickr.com/photos/relevantwriter/47282556372/ Remixed by THE RIVER

『NOPE/ノープ』(2022)のジョーダン・ピール監督が、新作映画(タイトル未定)の企画を進めていることがわかった。米Varietyなどが報じている。

配給のユニバーサル・ピクチャーズによると、ピールの新作映画は2024年12月25日に米国公開予定。本作は『ゲット・アウト』(2017)『アス』(2019)『NOPE/ノープ』に続く長編第4作となるが、ホリデーシーズンに監督作が公開されるのは初めてだ。現時点で同日にはジェームズ・キャメロン監督『アバター3(仮題)』や『ソニック・ザ・ムービー3(仮題)』の公開が予定されており、激戦区に殴り込みをかけることになる。

シリーズ映画の存在感が増している現在のハリウッドにおいて、ピールはオリジナル脚本で映画をヒットさせてきた数少ないフィルムメーカーのひとり。自らの作品について公開前にほとんど明かさず、公開後も多くを語らないスタンスでも知られる。もちろん、来たる新作映画のストーリーや出演者、その他スタッフの情報は明かされていない。

またユニバーサルによると、ピール率いる製作会社Monkeypaw Productionsは、2024年9月27日にも新作映画(タイトル未定)を米国公開予定。同作の監督・脚本家は不明だが、ピールは少なくともプロデューサーとして関与しているとみられる。なお、ピールが監督しないMonkeypaw作品をユニバーサルが配給した前例は『キャンディマン』(2022)。同作ではニア・ダコスタが監督を務め、ピールは脚本・製作を担当した。

ピールの長編第1作『ゲット・アウト』は製作費450万ドルに対し、全世界興行収入2億5,574万ドルの大ヒットとなり、ピールはアカデミー賞の脚本賞を受賞。『アス』は世界興収2億5,606万ドル、コロナ禍からの回復に向けて放った野心作『NOPE/ノープ』は1億7,123万ドルを記録している。プロデューサーとしても『ブラック・クランズマン』(2018)を手がけたほか、監督・脚本・製作を務めたテレビ作品も多数。

ジョーダン・ピール監督の新作映画(タイトル未定)は2024年12月25日に米国公開予定

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。