2022年アカデミー賞のファン投票部門、上位10作品が発表 ─ 『スパイダーマン』『DUNE』『MINAMATA』など勢揃い

現地時間2022年3月27日に授賞式が予定されている第94回アカデミー賞にて新設されたファン投票による新部門「2021年のお気に入り映画賞(Favorite 2021 Film)」より、候補とされる上位10作品が発表された。ハリウッド大作からインディペンデント映画まで、幅広いラインナップとなっている。
Presenting your #OscarsFanFavorite leaderboard. Continue casting your vote by:
1. Tweeting your favorite film from 2021 with the hashtag #OscarsFanFavorite
2. OR by voting on https://t.co/dadD2i7Cy0Voting closes on Thursday, March 3rd. pic.twitter.com/dqAOqFEXSy
— The Academy (@TheAcademy) February 28, 2022
このたび新設された「2021年のお気に入り映画賞」は、通常のカテゴリーとは投票方法・プロセスが異なり、いわばファン投票によって受賞作品が決定される。Twitterユーザーであれば誰でも参加可能で、2つのハッシュタグ「#OscarsFanFavorite」と「#Sweepstakes」をツイートに加え、作品名を記すことで投票が完了。受付終了期間は現地時間3月3日までとなっている。
投票期間終了まで残りわずかとなったタイミングで、投票数が最も多い上位10作品が発表された。作品は以下の通り。
- 『アーミー・オブ・ザ・デッド』ザック・スナイダー監督
- 『シンデレラ』ケイ・キャノン監督
- 『DUNE/デューン 砂の惑星』ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督
- 『マリグナント 狂暴な悪夢』ジェームズ・ワン監督
- 『MINAMATA-ミナマタ-』アンドルー・レヴィタス監督
- 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』ジェーン・カンピオン監督
- 『SING/シング:ネクストステージ』ガース・ジェニングス監督
- 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ジョン・ワッツ監督
- 『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』ジェームズ・ガン監督
- 『tick, tick…BOOM! チック、チック…ブーン!』リン=マニュエル・ミランダ監督
大作映画からインディ映画、アニメ映画など、作品形式における多様性が見いだされる10作品となった。ちなみに、この中でアカデミー賞作品賞にノミネートされているのは、『DUNE/デューン 砂の惑星』と『パワー・オブ・ザ・ドッグ』の2作。ほかの候補作品においてもアカデミー賞通常部門にノミネートされている作品はあるが、うち『シンデレラ』や『MINAMATA-ミナマタ-』をはじめとする5作品はノミネート無しからの復活を果たした。なお、日本では2022年公開の『SING/シング:ネクストステージ』は、本国アメリカでは2021年12月に公開されているため、対象作品となっている。
上述の通り、投票期間は現地時間3月3日まで。日本からもTwitterでの参加であれば投票できるので、候補作品の中に「お気に入り映画」が含まれているという方は最後のひと押しとなる。また、参加者の中から選ばれたラッキーな数名には豪華プレゼントも用意されているようなので、投票して損はなさそうだ(詳しくはこちら)。