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『スター・ウォーズ』銀河のファッションリーダー、パドメ・アミダラの衣装を解説!『シスの復讐』編

スター・ウォーズ』シリーズ、パドメ・アミダラのファッション特集。最終回となる今回は、『エピソード3 シスの復讐』です。

『ファントム・メナス』では10代の少女だったパドメも、シリーズを経て成熟した女性に。プリクエル3部作の完結編である『シスの復讐』では、『クローンの攻撃』よりも女性としての磨きがかかった美しい彼女を見ることができます。またファッションだけでなく、アナキンとのシーンでは、その場面の光や影、色彩からも二人の愛の結末や感情を読み解くことができます。

今回はパドメの最後のファッション、そしてアナキンとのシーンに焦点を当てて見ていくことにしましょう!

https://youtu.be/FJ2h1OjotIA

美しいマタニティファッション

アナキンとの子供を身ごもったパドメは、『シスの復讐』で、自分が妊娠していることを隠すため、ゆったりとしたドレスのマタニティ・ファッションで登場しています。

http://www.rebelshaven.com/SWFFAQ/images/lavender/lavender4.jpg
http://starwarswithpadmeandleia.blogspot.jp/2011/01/padme-amidala.html
アナキンと夜を過ごしている時のナイトドレスは、つるっとしたサテン生地の水色に、胸元から肩にかけてあしらわれたパールが美しいデザインです。演じるナタリー・ポートマンの華奢な美しさが際立つよう、シリーズを通して、肩や鎖骨が露出するデザインが多く選ばれていることがわかります。

下のシーンは背景も青いため、暗く深い背景の青と、パドメのドレスの淡い青によるコントラストが大変美しいです。アナキンを見て微笑む表情は、愛しい人を想う一人の女性そのもの。

こちらの青いナイトドレスは。後ろにたっぷりとドレープがあしらわれ、動くたびにひらひらと揺れる美しいシルエットが特徴です。腕をすっぽりと覆う手袋のようなデザインが上品さを際立たせています。

http://www.imdb.com/title/tt0121766/mediaviewer/rm2685975296
http://www.imdb.com/title/tt0121766/mediaviewer/rm2685975296
『ファントム・メナス』では奇抜なヘアスタイルを、『クローンの攻撃』ではシンプルに結わえたスタイルが多いパドメでしたが、妊娠している今回はリラックスしたダウンスタイルが多め。フワフワとした長い髪の毛が本当にかわいいですよね! 髪を下ろしている時に外せないのがカチューシャ。服と合わせて選んで、すっきりとした印象になっています。

http://www.polyvore.com/padme_amidala/collection?id=4658467
http://www.polyvore.com/padme_amidala/collection?id=4658467

成熟した女性に

すっかり大人の女性へと成長したパドメ。仕事をしている時の服も、以前よりはシンプルに、大人っぽく落ち着いた装いへ変化しました。

こちらは、胸元の大きな宝石が印象的な紫のローブです。首まわりのボリュームと、引っ詰めたヘアスタイルが絶妙なバランス。上品な重みがあるベルベット生地や、紫や青といったカラーが多いことは変わりません。

ちなみに、メイクだって服やシーンによってちゃんと変わっているんですよ! このような仕事の場所では大人っぽいダークリップを、アナキンといるときはすっぴんのような柔らかいピンクのリップなどを使っています。パドメちゃん、衣替えもメイク直しも大変だろうな……。

http://micjacsmile.deviantart.com
http://www.fanpop.com/clubs/star-wars/images/20724268/title/star-wars-photo
また妊娠している時は、お腹を締め付けるデザインは厳禁。高貴な印象の紫のドレスに、紺のロングカーディガン。肩から袖にかけて施されている花柄の刺繍がさりげなくてかわいいです。

そして、彼女の最期のシーン。エメラルドのドレス、たくさんあしらわれたスパンコール、そしてリボンや花びらに囲まれて……。悲哀に満ちた深い青と、最後まで凛として美しい格好です。

http://starwars.wikia.com/wiki/File:Padmefull6Funeral.jpg
http://starwars.wikia.com/wiki/File:Padmefull6Funeral.jpg
流れるようななめらかな衣装、そしてスパンコールは 宇宙に浮かぶ星のようでもあり、水のきらめきのようにも見えます。そして花びらは、彼女の故郷であるナブーの花畑、かつてアナキンと過ごしたナブーでの一時を連想させます。宇宙で波乱の人生を過ごし、命果ててしまった彼女も、その魂は宇宙と一体化し永遠となっている。そんなイメージの、心に残る衣装だと思います。

Writer

Moeka Kotaki
Moeka Kotaki

フリーライター(1995生まれ/マグル)

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