『スター・ウォーズ』銀河のファッションリーダー、パドメ・アミダラの衣装を解説!『ファントム・メナス』編
全世界のファンを熱狂させ続ける『スター・ウォーズ』シリーズ。私も最初に『エピソード1/ファントム・メナス』を観た時、幼心に圧倒された思い出があります。壮大な世界観や戦い、ストーリーはもちろんですが、『スター・ウォーズ』シリーズで私が大好きなポイントのひとつがパドメ・アミダラの衣装です。
パドメ・アミダラ。惑星ナブーの女王、そして銀河元老院の元老院議員。若くして故郷の星を背負い、危機を救い、そしてアナキン・スカイウォーカーを愛するという波乱の一生を送った、その美しく凛とした姿は、同じ女性としてとても魅力的な存在です。
そこで今回は、パドメ・アミダラのファッションに改めて注目したいと思います。第1弾は『エピソード1/ファントム・メナス』編。
少女を女王にする“赤色”
どっしりとした重さがありそうな赤の衣装に、これまた重そうなゴールドの髪飾り。赤とゴールドで統一された衣装は威厳に満ちて、正義感と使命感に溢れたアミダラの意思を感じます。おでこに光る赤い宝石は、まるで“第三の目”のよう。大きく広がった襟は、毛皮もついておりゴージャスな印象です。広がった襟に、同じく広がった長めの袖、ウエストは細くすっきりと。縦に入ったゴールドの刺繍が、彼女をすらりと見せています。
アミダラ女王を演じているナタリー・ポートマンは、実は身長があまり高くありません。そんなポートマンに合わせて計算された、華美でいてバランス抜群の衣装なんです。
民族衣装との関わり
たいへん個性的なアミダラのファッション、そのデザインは世界の民族衣装をモチーフにしたともいわれています。たとえば、こちらの髪の毛が左右に垂れ下がった格好。色はやはり赤とゴールドで統一され、顔まわりには細かいビーズが下がっています。襟にも細かい装飾がたくさん施されて、種類の違う生地で作られたドレスはとても豪華。
そして、こちらはグンガンの聖地に到着した際のアミダラの衣装です(この時は影武者ですけど)。赤をベースとしたコーディネートは変わりませんが、森へ出向いているだけに軽装スタイル。にもかかわらず、こんもりとスタイリングされた髪の毛に装飾品が巻かれた髪型が印象的です。