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『ペイン・アンド・グローリー』日本版ポスター、巨匠ペドロ・アルモドバルが絶賛 ─ 「全体のデザインが気に入っている」

ペイン・アンド・グローリー
©El Deseo.

スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督最新作、主演のアントニオ・バンデラスが第72回カンヌ国際映画祭にて主演男優賞に輝いた『ペイン・アンド・グローリー』が2020年初夏に全国公開される。このたび、アルモドバルも太鼓判を押した日本版オリジナルポスターが公開された。

アルモドバル自身の葛藤も含め、自伝的な側面をはらむ本作で主演を務めたのは、長年にわたってタッグを組んでいたアントニオ・バンデラス。方向性の違いから距離を置いた時期もあったが、アルモドバルの特別な信頼を受けて登板し、キャリア史上最高の演技とも称される繊細な演技で新境地を開拓した。またアルモドバルのミューズであるペネロペ・クルスも登場し、献身的に息子を育て、家族を支える母親役を演じている。

日本版ポスターには、文字が水紋のように広がり渦を巻くアルファベットでタイトルがデザインされており、孤独の中で生きる主人公の悲しみや想い、心象風景が表現された。アルモドバル監督は本国版のデザインや作品タイトルを全世界で使用することを望み、基本的に変更は認めないというスタンスだが、今回のビジュアルについては「全体のデザインが気に入っている。特に、背景の、水を連想させる渦のイメージが作品と合っていてよい」との賛辞を送った。

ペイン・アンド・グローリー
©El Deseo.

『ペイン・アンド・グローリー』の主人公である世界的映画監督サルバドール(バンデラス)は、脊椎の痛みから生きがいを見出せなくなり、引退同然の生活を余儀なくされる中、昔の自分を回想するようになる。子供時代や母親のこと、当時移住したバレンシアの村での出来事、マドリッドでの恋と破局、その痛みは今でも消えることなく残っていた。そんな時、32年前に撮った作品の上映依頼が届く。思わぬ再会から、心を閉ざしていた彼は過去へと翻り、そして記憶のたどり着いた先には……。

アルモドバルは「意図したことではなかったのですが、この作品は3部作の第3章にあたります」とコメントを寄せている。「『欲望の法則』(1987)『バッド・エデュケーション』(2004)そして『ペイン・アンド・グローリー』と、自然と出来上がったこの3部作は完成までに32年を要しました。すべて主人公は男性で映画監督。そして、どれも“欲望と映画”を題材としたフィクションが物語の柱となっていて、そのフィクションにはそれぞれの作品によって異なる現実が垣間見えてきます。フィクションと人生は表裏一体。人生には常に痛みと欲望が伴うのです」。

ペイン・アンド・グローリー
©El Deseo.

映画『ペイン・アンド・グローリー』2020年初夏、TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー

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THE RIVER編集部
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