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『パラサイト』米ドラマ化、『アベンジャーズ』マーク・ラファロが出演候補か

マーク・ラファロ 東京コミコン2019
©THE RIVER

第92回(2020年)アカデミー賞で作品賞を含む4冠に輝いた『パラサイト 半地下の家族』には、早くも米ドラマ化の企画がある。手掛けるのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」「チェルノブイリ」などの大作・評判作で知られる米HBOだ。

その主要出演者のひとりに、『アベンジャーズ』シリーズのハルク/ブルース・バナー役などで知られるマーク・ラファロの名が挙がっているという。米Colliderが伝えている。

既報によると、ドラマ版は1シーズン限りのリミテッドシリーズとして製作される。Colliderは、あくまでも現時点で「ラファロがキャスティングされたわけではない」と説明するが、『パラサイト』のポン・ジュノ監督がマーク・ラファロにコンタクトを取り、双方興味を示していることを「複数の情報源」から確認しているという。ただし、こちらでも「正式な交渉は始まっていない」と記されている。

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名実ともに紛れもなく世界的存在となったポン・ジュノ監督とともに製作総指揮を務めるのは、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)『バイス』(2018)のアダム・マッケイ。全5~6話になると伝えられており、ポン・ジュノが『パラサイト』に収められなかったアイデアに基づく「6時間の映画」として構想中だという。

 米HBOはこの話題についてコメントを求められているが、企画が初期段階であるため、「キャラクターやキャスティングに関する推測は非常に時期尚早」と戻している。

パラサイト 半地下の家族
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マーク・ラファロは、『アベンジャーズ』シリーズで少し天然なキャラクターや派手なアクションの印象もあるが、ドラマ作品でも多数活躍している。『コラテラル』(2004)や『ゾディアック』(2007)といった血なまぐさいサスペンスでは刑事や捜査官を演じており、同性カップルを描く『キッズ・オールライト』(2010)では初めてアカデミー助演男優賞にノミネートを果たした。実在のレスリング選手に扮した『フォックスキャッチャー』(2014)、危険な真実を白日の下に晒そうとする熱血ジャーナリストを演じた『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)でも、それぞれアカデミー助演男優賞候補となっている。

『パラサイト 半地下の家族』は、最有力と見られたサム・メンデス監督作『1917 命をかけた伝令』と下馬評を分け、見事作品賞に輝いた。アジア圏の作品としてはもちろん、非英語作品の作品賞受賞は史上初の快挙。ほか、監督賞・脚本賞・長編国際映画賞も獲得した。映画史に新たに残る作品の米ドラマ化とあって注目必至だ。

なおマーク・ラファロは、この話題について早くも米TMZから突撃取材を受けており、「彼(ポン・ジュノ)は素晴らしい。映画も素晴らしいので、もしも僕が何かを演じられたら光栄」と話している。

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Source:Collider

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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