『エンド・オブ』シリーズがドラマ化、パリ版まもなく撮影へ ─ ジェラルド・バトラーのマイク・バニングもカメオ登場の可能性

ジェラルド・バトラー主演の人気アクション映画『エンド・オブ』シリーズ(原題『Has Fallen』シリーズ)のドラマ版が製作されることがわかった。「Paris Has Fallen(原題)」として、2023年5月30日よりロンドンとパリで撮影を開始する。米Deadlineが伝えた。
『エンド・オブ』シリーズは、バトラーが演じるシークレットサービスのマイク・バニングが米大統領を絶対守ろうとするアクション・スリラー。2013年の第1作『エンド・オブ・ホワイトハウス』が好評を博し、『エンド・オブ・キングダム』(2016)『エンド・オブ・ステイツ』(2019)が製作された。
主演は『憎しみ』(1995)『アメリ』(2001)などのフランス出身、マチュー・カソヴィッツで、フランス大臣の警護官ヴィンセント役を演じる。MI6と協力し、ジェイコブという人物が率いるテロ集団の標的となった大臣の護衛を務める。常に情報が敵側に先読みされていることを受け、セキュリティ・サービスの内通者を疑っていく、というストーリーだ。
ここから明らかであるように、「Paris Has Fallen」は本家シリーズのフォーマットを活かしたスピンオフ的な位置付けとなりそうだ。マイク・バニング役のジェラルド・バトラーが出演するかはまだ定まっていないものの、カメオ登場の可能性はあるという。『エンド・オブ』ユニバースが拡大する格好だ。
映画版を手掛けてきたミレニアム・メディアと共に、バトラーのG-Baseも製作に加わっているため、バトラーもプロデュースに関与できるものと見られる。脚本は「Misfits/ミスフィッツ-俺たちエスパー!」(2009-)のハワード・オーヴァーマン、監督はオデッド・ラスキン。全8話構成になるという。
なお、本家映画シリーズは最新作『Night Has Fallen(原題)』が準備中。既に脚本は仕上がっているが、まだ正式な着手予定は伝えられていない。バトラーは「マイク・バニングには休んでほしい」とも語っていたことから、パリ版の新主人公に引導を渡す展開もありそうだ。
Source:Deadline