ロバート・パティンソン、バットマン役反対の声は『トワイライト』よりも「穏やかだった」 ─ エドワード役起用時は「傷ついた」と回顧

DCコミックス最新作『THE BATMAN-ザ・バットマン-』でバットマン/ブルース・ウェイン役に抜擢されたロバート・パティンソンが、同役に起用された時のファンの反応について語った。いわく、自身の名を知らしめた『トワイライト』の主演に抜擢された時と比較すると、ファンからの過激な反対の声は少なかったようだ。
パティンソンは、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005)での演技が『トワイライト』シリーズの製作陣の目に止まり、男性ヴァンパイアのエドワード役に抜擢された。2012年の『トワイライト』シリーズ完結後、パティンソンは『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(2014)や『ディーン、君がいた瞬間』(2015)『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』(2017)『グッド・タイム』(2017)といった比較的規模の小さい作品へ立て続けに出演。近年になってようやく『TENET テネット』(2020)、そして『THE BATMAN-ザ・バットマン-』といった大作映画への出演も見せるようになってきた。
米MTV Newsでは、ベン・アフレックからバトンを渡されたバットマン役の起用時についてパティンソンが振り返り、インタビュアーから「皆、“ロバートがバットマンになるべきだ”的な反応でしたよね」と問いかけられると、「それは100%ないです」と返答。同席したキャットウーマン役のゾーイ・クラヴィッツが「ネットではそんな反応じゃなかったです」と指摘すると、パティンソンも同調し、次のように語った。
「まあ、『トワイライト』に起用された時よりはまだ穏やかでした。おかしいですよね。その時は誰も僕のことを知らなかったのに。本当に1枚の写真を見ただけで、“絶対にナシ”って感じだったので、あの時は結構傷つきましたよね。」
『トワイライト』シリーズといえば、ステファニー・メイヤーによる原作小説が本国アメリカで『ハリー・ポッター』に次ぐベストセラーを記録し、特に10代のファンから熱狂的な支持を得た。なかでもエドワードは完璧な容姿のヴァンパイアということで、映像化されるとなれば必然的に役者への期待値も上がりに上がったはず。パティンソンが過激な誹謗中傷を受けたというのも想像に難くない。
このエドワード役と比較すると、同じくアイコニックな存在であるバットマン役の起用時は、精神的ダメージは少なかったのだろう。むしろパティンソンによれば、「不思議なことに、ポジティブな反応もあった」という。これについて、パティンソンは「(イメージとして)すごく意外だったんじゃないかって思います」と分析している。ここで、隣にいたクラヴィッツが「違うって。あなたが良い俳優だからだよ」と温かい声をかけると、パティンソンは照れたような表情をしながら、ただ微笑むのだった。
映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は2022年3月11日(金)日本公開。
Source: MTV News