ピースメイカー役、当初はデイヴ・バウティスタの予定だった ─ 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ドラックス役

DCドラマ「ピースメイカー」主人公のピースメイカー/クリストファー・スミス役といえば、今ではすっかりジョン・シナ以外では考えられないだろう。屈強で無骨で、サイコパスなところもありつつ、コメディにもエモーショナルにも徹することができる。シナのパワフルながらバランスの取れた存在感によって成り立っているキャラクターと言えよう。
ところが実はこのピースメイカー役、元々はデイヴ・バウティスタが演じるものとして構想されていたという。シナ同様、プロレスラー出身の俳優だ。
米ラジオ番組にてジェームズ・ガンは語っている。「彼は良き友人なんです。もちろん、彼は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でドラックス役を演じているわけですが、ピースメイカーは彼への当て書きだったんですよ」。
実際にオファーもしたというが、「彼には別の映画2本からもオファーが届いていて、僕たちはそこまでの報酬を払えなかった。だから彼は報酬の良い方を選ばざるを得なかった」とのすれ違いがあった。バウティスタもガンの熱心な支持者だから、タイミングや条件さえ合えば、実際に彼が演じる世界もあったかもしれない。

ガンが代わりに注目したのが、当時すでに俳優進出を果たしていたジョン・シナだ。「僕は、とりわけ『Trainwreck(邦題:エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方)』の頃からジョンのことがずっと大好きだったんです」とガン。「彼があの映画に出てくれたらすごく面白そうだと思って、お会いしたんです。お話ししてみたら、すぐに友達になりました」。
『バンブルビー』(2018)や『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021)で大作映画にも出演するようになっていたシナにとって、2021年の『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は良いステップになった。「それからは、他のどの俳優よりも彼と仕事を重ねるようになりましたね」とガンは続ける。「ピースメイカー』は2シーズンやって、『スーサイド・スクワッド』もやったし、これからも一緒にいろいろやっていくつもりです。彼は素晴らしい男で、素晴らしい役者ですね」。
どうやら、配信中の「ピースメイカー」シーズン2以降もピースメイカーが登場を続ける予定があるようだ。同シリーズはDCユニバース刷新前から異例の継続を果たした、ガンお気に入りのもの。これからもキャラクターの成長を楽しんで待ちたい。
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Source:The Howard Stern Show