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『ゲット・アウト』『アス』ジョーダン・ピール監督、次回作2本が企画進行中 ─ ユニバーサルと包括契約結ぶ

アス
©Universal Pictures

『ゲット・アウト』(2017)『アス』(2019)を手がけたホラー/スリラー界の鬼才、ジョーダン・ピール監督が早くも新作映画2本の企画を進行していることがわかった。このたび米ユニバーサル・ピクチャーズは、ピール監督と、ピール率いる製作会社Monkeypaw Productionsとの間で5年間の包括契約を結んだことを発表。米Varietyによれば、契約金は数億ドルにのぼるという。

コメディアンとしてキャリアをスタートさせたピール監督は、コメディ番組「キー&ピール」(2012-2015)などを手がけたのち、映画『キアヌ』(2016)で脚本・製作を担当。長編監督デビュー作『ゲット・アウト』(2017)は、白人のガールフレンドの実家を訪れた黒人青年に降りかかる恐怖を描いたスリラーで、アカデミー賞脚本賞に輝いた。続く『アス』(2019)も社会への深い洞察に裏打ちされたスリラー作品として同じく高評価を獲得。現在、ピール監督は脚本家・俳優・プロデューサーとして多数の映画・ドラマに関わり続けている。


報道によると、ユニバーサルはピール監督との新契約のもと、2本の新作映画を企画中。どちらもピールが脚本・監督・製作を担当するオリジナル作品になるという。またピール監督とMonkeyPawは、2018年にスパイク・リー監督『ブラック・クランズマン』の製作に参加していたが、今後もユニバーサルを通じ、優れたクリエイターによる作品を発表していく方針。現在は、1992年の同名ホラー映画をリメイクした『キャンディマン(原題:Candyman)』を製作中だ。この作品ではピールが脚本を担当しており、ユニバーサルは2020年6月12日に本作の米国公開を予定している。

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『アス』撮影現場でのジョーダン・ピール監督 ©Universal Pictures

ユニバーサルは『ワイルド・スピード』『ジュラシック・ワールド』などの人気シリーズを手がけているが、その一方で、作家性の強いクリエイターとのタッグにも積極的だ。先日は『ミスター・ガラス』(2019)のM・ナイト・シャマランによる新作映画を2021年・2023年に公開することを発表したばかりで、このたびハリウッド注目のスリラー作家ふたりを抱えることに成功したわけである。

ユニバーサル・フィルムド・エンターテインメント・グループのドナ・ラングレー会長は、ピール監督との包括契約にあたり、以下のコメントを発表した。

「ジョーダンは一流の作風と、自身が世界的な求心力を持つ独自のストーリーテラーであることを証明しました。彼は新たな世代のフィルムメーカーを導く存在であり、あらゆるバックグラウンドをもつ観客に届く画期的な作品によって、時代精神の扱うことを理解しています。また我々は、Monkeypawと重要な目標を共有してもいます。スクリーン上の登場人物やストーリーの表現、物語を描く人々を、より多様にしていくということです。」

またピール監督も、ユニバーサルとの契約にあたり、「『ゲット・アウト』と『アス』はユニバーサルによる甚大なる信頼と支援なくして作ることができませんでした」と記し、ユニバーサルがオリジナル作品に力を注ぐこと、そのリスクを選ぶ姿勢から、Monkeypawのパートナーとして選んだことを明かしている。

映画『アス』は2019年9月6日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開中

THE RIVERによるジョーダン・ピール監督インタビューはこちら

Source: Variety

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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