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『007』5代目ボンド役ピアース・ブロスナン、7代目にイドリス・エルバ&トム・ハーディを推薦 ─ ダニエル・クレイグの功績で「いろんな道に」

Photo by GabboT https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_Drop_32_(15067102739).jpg|Photo by r DFID https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Idris_Elba_2014.jpg|Remixed by THE RIVER

映画『007』シリーズの5代目ジェームズ・ボンドで知られるピアース・ブロスナンが、6代目ボンドを務めるダニエル・クレイグ卒業後の『007』について口を開いた。クレイグを継ぐ7代目にふさわしい2名の役者を挙げている。

7代目ジェームズ・ボンドをめぐっては数多の役者が噂されてきたが、現時点で確たる有力情報があるわけではない上、プロデューサーのバーバラ・ブロッコリは「まだ考えられていない」と2020年10月に明かしていた。まずはクレイグが有終の美を飾ることになる最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を待つしかなさそうだが、それでも7代目ボンドに注目が集まるのは、歴史と伝統を持つ『007』なだけあり無理はない。

1995年から2002年にかけてボンドを演じたブロスナンも、7代目ボンドを演じる役者に関する質問をひっきりなしに受けるそうで、今回は米Peopleから尋ねられたようだ。ブロスナンは「たまに飽き飽きしてしまいます」と繰り返し聞かれる同じ質問に本音を漏らしながらも、真摯に答えている。

イドリス・エルバが思い浮かびますね。イドリスには強い存在感がありますし、元々大きな影響力(voice)を持っています。彼ならこの上ないですね。同じように、トム・ハーディもそうですね。トムは人のために家具を破壊することが出来るでしょうから。このふたりなら出来るでしょう。」

エルバとハーディは、それぞれ過去に7代目ボンド役にまつわる噂がささやかれていた。しかし、繰り返しになるが有力情報は存在せず、現時点ではあくまで希望的観測でしかない。誰が選ばれてもおかしくない状況をブロスナンも理解しているようで、「観客として受け入れ、祝福しなければいけません」と話している。「あの役を担った人間として言いますが、ボンドは生き続けます」。

これまで6人の俳優が演じてきたジェームズ・ボンドにはそれぞれの個性がある。これを踏まえた上でも、6代目のクレイグが演じたボンドには、前5人とは一線を画すような人間的な複雑性が加わった印象だ。新たなボンド像がクレイグ版で誕生したことの言い換えにもなるが、ブロスナンは『007』の将来を見据えながら、クレイグの功績を讃えている。

「今では、ダニエルは素晴らしい足跡を残したように感じます。おかげで彼ら(7代目ボンド)はいろんな道を進むことができるようになる。次のボンドをめぐっては、ほかにも良い予想をするひとはいるでしょう。このようなフランチャイズはどこにもありませんね。」

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Source: People

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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