クリス・パイン、今でも『スター・トレック』復帰したい「僕はやりたいと思っている」

『ワンダーウーマン』シリーズなどで知られるクリス・パインが、出世作のひとつ『スター・トレック』シリーズへの復帰に今でも期待を抱いていることを明かした。
パインはジェームズ・T・カーク役で、J・J・エイブラムスによる『スター・トレック』(2009)『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(2013)そして『スター・トレック BEYOND』の3作に出演。第4作への出演契約も済ませていたが、のちにスタジオとの話し合いが決裂し、パインが出演予定だった企画は見送られている。
このたび、ポッドキャスト「Things Are Going Great For Me」に登場したパインは、その後の『スター・トレック』をめぐる状況について「何も知らされていません」と答えた。「この手の質問をいつもされるんですが、僕はそういうことをなんとかして知ろうとするタイプではないので」。
もっとも、パラマウント・ピクチャーズが『スター・トレック』シリーズの新展開を模索していることはパインも把握している模様。クエンティン・タランティーノ原案の企画が存在すること、「FARGO/ファーゴ」(2014-)「レギオン」(2017-2019)のノア・ホーリーが企画を始動させるも保留になったことに言及し、「彼(ホーリー)は『スター・トレック ディスカバリー』のキャストと何かやろうとしていますよね」とも話したのだ。ただし、ホーリーが「ディスカバリー」チームとの計画に入っているという情報は公になっておらず、これが真実ならば新情報ということになる。
現在、パインは「僕は本当に何も知らない」と語りながら、「パラマウントは(シリーズの)再構築を進めてきていますよね。ちょっとした企業再建です」とも話した。「すべての状況が落ち着いた時、具体的なものが見えてきて、僕たちも参加できたらいいですね。僕はやりたいと思っているんですよ」。
もともとパインとパラマウントは、『スター・トレック』次回作の出演料をめぐる交渉が合意に至らなかったといわれている。「やりたい」というモチベーションと現実的な条件が必ずしも一致しないのが悲しいところだが、パインの言うように、「すべての状況が落ち着いた時」には再び機会が巡ってくる可能性もあるはずだ。なにしろ、パインは2018年9月にも「僕は関わりたい」「電話が鳴るのを待ちますよ」と話していたのである。
Source: Things Are Going Great For Me, ComicBook.com