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『ミッドウェイ』ローランド・エメリッヒ監督の熱意とこだわり ─ 豊川悦司&浅野忠信&國村隼の場面写真もたっぷり

ミッドウェイ
©2019 Midway Island Productions, LLC All Rights Reserved.

『インデペンデンス・デイ』(1996)ローランド・エメリッヒ監督の最新作、『ミッドウェイ』が2020年9月11日(金)に公開される。このたび、ハワイのプレミアイベント時に行われたエメリッヒ監督のインタビュー映像が到着した。20年ものリサーチを経て本作に挑んだ監督は、いかに日本側の描写に力を注いだか。本作に込めたメッセージも垣間見える映像となっている。

豊川悦司、浅野忠信、國村隼の日本人俳優を起用した経緯について、エメリッヒ監督は「僕たちは運が良かったんだ」と一言。マーティン・スコセッシ監督作『沈黙-サイレンス-』(2016)でもキャスティングを担当した、日本の女性プロデューサーに紹介してもらったことを明かした。しかし言葉の問題は大きかったようで、通訳を必要とする会話に苦労したことを回顧。それでも「素晴らしい経験だった。撮影の最後3週間は日本映画だったからね」と述べ、日本側をしっかりと描いている点を強調する。

エメリッヒ監督は、日本人俳優の演技に「すばらしかった」と太鼓判。アメリカ人俳優の多くは共演シーンがなかったため、初めて日本側のパートを見た時、みなが感心していたというのだ。「アメリカで試写をした時、何度も耳にしたのは、日本人俳優たちを絶賛する声だった」と監督は振り返る。

ミッドウェイ
©2019 Midway Island Productions, LLC All Rights Reserved.
ミッドウェイ
©2019 Midway Island Productions, LLC All Rights Reserved.

また、本作でもっとも苦労した点は「何も実在しない映画だった」こと。現存するものが少なく、ほとんどのものを一から作り上げたのだ。視覚効果ショットは1,500に及び、この種の映画としては膨大な数であることを説明し、「どれも自然に見えなきゃいけない。この手の映画は視覚効果が悪いとダメだ」とこだわりを熱弁した。

エメリッヒ監督は、本作の見どころは「スペクタクルであり、日米双方をしっかり描いている」ところだと熱弁。「戦争に勝者はなく、敗者しかいない。戦争が再び起きてはならないと伝えたい」と語った。パニック映画、ディザスター映画のキャリアから想像されるより、はるかに史実に忠実な作品へと昇華された一作をお見逃しなく。

ミッドウェイ
©2019 Midway Island Productions, LLC All Rights Reserved.

未曾有の戦いとなった第二次世界大戦において、「ミッドウェイ海戦」は歴史を左右するターニングポイントとなった激戦として知られる。1942年、北太平洋のハワイ諸島北西にあるミッドウェイ島にて日本とアメリカが激突。巨大な航空母艦、世界最大の「大和」を含む超弩級の戦艦、戦闘機、急降下爆撃機、潜水艦が出動し、空中・海上・海中のすべてが戦場となった。運命の3日間、なにが彼らの勝敗を分けたのか。

監督は、『インデペンデンス・デイ』シリーズのローランド・エメリッヒ。観客のド肝を抜く一大スペクタクル映像の第一人者が、20年に及ぶリサーチと新たに発見された日本軍側の貴重な資料をもとに、両軍に敬意を捧げて史実を再現。山本五十六やチェスター・ニミッツなど実在の人物を演じるキャスト陣には、ウディ・ハレルソン、パトリック・ウィルソン、デニス・クエイド、アーロン・エッカート、豊川悦司、浅野忠信、國村隼など日米の実力者たちが集結した。

映画『ミッドウェイ』は2020年9月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

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THE RIVER編集部THE RIVER

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