ディズニー実写映画『ピノキオ』『ピーターパン&ウェンディ』劇場公開を断念、Disney+配信へ

米ウォルト・ディズニー・カンパニーが、実写映画版『ピノキオ(原題:Pinocchio)』『ピーターパン&ウェンディ(原題:Peter Pan & Wendy)』の劇場公開を断念し、Disney+オリジナル作品としてリリースすることを発表した。投資家向けイベント「Disney Investor Day 2020」では、あわせてアニメーションによるティザー映像も公開されている。
『ピノキオ』『ピーターパン&ウェンディ』が劇場公開からDisney+での配信に切り替えられるとの報道は2020年11月下旬になされていたもので、今回の発表はこれを正式に裏付けるものとなった。当該の報道では、エマ・ストーン主演で『101匹わんちゃん』の前日譚を描く『クルエラ(原題:Cruella)』も同じ扱いになるといわれていたが、同作は現在も2021年5月28日に劇場公開予定であり、配信への見送りにはなっていない。
『ピノキオ』
One of Disney’s all-time classics is coming to #DisneyPlus with the new live-action retelling of Pinocchio, starring Tom Hanks and directed by Robert Zemeckis. ✨ pic.twitter.com/44bHbFRhMe
— Walt Disney Studios (@DisneyStudios) December 11, 2020
カルロ・コッローディの絵本『ピノッキオの冒険』に基づく、名作アニメ映画『ピノキオ』(1940)の実写化作品。主人公のピノキオを生み出したゼペットじいさん役を名優トム・ハンクスが演じ、監督を『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『キャスト・アウェイ』(2000)のロバート・ゼメキスが務めることが正式発表されている。
脚本はゼメキス監督のほか、『シンデレラ』(2015)『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のクリス・ワイツ。製作総指揮には『キャスト・アウェイ』『フライト』(2012)などゼメキス監督作品を手がけるジャック・ラプケ、プロデューサーにはワイツと『フェアウェル』(2019)のアンドリュー・ミアノが就任している。
『ピーターパン&ウェンディ』
Peter Pan & Wendy will be flying to #DisneyPlus. David Lowery directs an amazing cast including @YaraShahidi in the role of Tinker Bell and Jude Law as Captain Hook. pic.twitter.com/U8tWoxxSOk
— Walt Disney Studios (@DisneyStudios) December 11, 2020
同じくディズニーによる名作アニメ『ピーターパン』(1953)の実写映画版で、イギリス・ロンドンに住むダーリング家3兄妹(ウェンディ、ジョン、マイケル)が、“大人にならない少年”ピーターパンとともに夢の国・ネバーランドへ旅立つ冒険物語。ディズニーによる実写化は初めてとなる。
このたび、ティンカーベル役を『4デイズ』(2010)『ソルト』(2010)のヤラ・シャヒディ、フック船長役をジュード・ロウが演じ、監督を『ピートと秘密の友達』(2016)『さらば愛しきアウトロー』(2019)のデヴィッド・ロウリーが務めることが正式に発表された。今回の告知からは漏れたものの、既報によると、ピーター・パン役は新星アレクサンダー・モロニー、ウェンディ役はミラ・ジョヴォヴィッチの実娘エヴァー・アンダーソン。脚本にはロウリー監督のほか、ロウリーの創作パートナーといえるトビー・ハルブルックスが就任している。
Source: Variety