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『パイレーツ・オブ・カリビアン』新作、マーゴット・ロビーは今も関与とプロデューサー

マーゴット・ロビー
Photo by Eva Rinaldi https://www.flickr.com/photos/evarinaldiphotography/ Remixed by THE RIVER

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズより、一時企画が報じられていた“マーゴット・ロビー版”に、現在でもロビーが関わっていることがわかった。シリーズのプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーが明らかにした。

いまや、『パイレーツ・オブ・カリビアン』はハリウッドで最も複雑な状況に置かれたフランチャイズだ。シリーズの顔であったジャック・スパロウ役のジョニー・デップが、元妻アンバー・ハードとの泥沼裁判のためディズニーから関係を切られたこともあり方針転換を迫られ、一時は若手キャストによる“リブート版”と、マーゴット・ロビー主演版の2つが同時に企画されていたのである。

2020年に報じられたロビー版は、女性キャラクターに焦点を当てた新たな切り口のストーリーで、当初は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)のクリスティーナ・ホドソンが脚本を執筆。しかし2022年の時点で、ロビー自身が企画の頓挫を示唆していた。

これと入れ替わりに存在感が増してきたのが、詳細不明のリブート企画だ。デップが裁判に勝訴し、復帰を求める声が高まるようになったあとは、旧キャストも復帰した「新たなアプローチ」による新作映画が準備中と報じられている。デップも脚本次第で復帰する可能性があるという。

今回、米The Wrapのイベントに登場したブラッカイマーは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの新作について「一時は2種類の脚本がありましたが、ひとつが頓挫し、もうひとつを進めています」と発言。しかし、ロビー版が実質頓挫したことを認めながらも、「彼女(ロビー)は今でも関わっています」と語った。企画の現状は不明だが、なんらかの形でロビーはシリーズに残留しているとみられる。

なお、進行中の新作映画には、シリーズを手がけてきた脚本家テッド・エリオットも参加しているとのこと。具体的な進捗には言及しなかったが、「脚本がなければ映画にはできません」として、まずは満足できる脚本を完成させることが最優先であることを強調した。「彼(エリオット)が脚本を書き、空白を埋めるために別の脚本家も参加しています」。

数々の人気フランチャイズを送り出してきたブラッカイマーだが、「今までで最も難しかったのが『パイレーツ』です」とも告白している。「本当にクールで、唯一無二の世界。とにかく正しい入口を見つけなければいけません」

Source: The Wrap

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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