『プー あくまのくまさん』の「プーニバース」がフェーズ2突入 ─ シリーズ第3作に鬼才脚本家が就任、2026年に撮影開始

あの「くまのプーさん」が殺人鬼として登場する人気ホラー映画『プー あくまのくまさん』シリーズの第3作『Winnie-the-Pooh: Blood and Honey 3(原題)』が、2026年初頭にも撮影開始となることがわかった。米Varietyが報じている。
『プー あくまのくまさん』シリーズは、A・A・ミルンの児童小説「クマのプーさん」の著作権が2022年に失効したことをいいことに製作され、カルト的な人気を博している。第1作『プー あくまのくまさん』は2023年に、続編『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』が2024年に公開され、第3作の製作は2024年3月に発表されていた。
シリーズにはプーのほか、ピグレット、オウル、ティガーが凶暴化して登場。既報によると、第3作にはラビット、ズオウ、ヒイタチが新たに登場し、製作費もさらに増額してスケールアップするという。
脚本にはニコラス・ケイジ主演『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』の監督・脚本を務めた鬼才リチャード・スタンリーが就任。監督は前2作のプロデューサーであるスコット・チェンバースが務め、前2作を手がけたリース・フレイク=ウォーターフィールドはプロデューサーとして続投する。
発表にあたり、スタンリーは「英国のインディペンデント・ジャンル映画に新たな活力を与えた、愛すべき血みどろのサーガの、絶望的な第3作に脚本家として参加できることをうれしく思います。100エーカーの森は二度と元に戻らない!」と宣言。スタンリーの大ファンを公言するチェンバース監督は、「彼の斬新で新しいビジョンが実現するのが楽しみ。すべてが新たな事件に到達することをお約束します」と語った。

本作は著作権切れの有名キャラクターをホラー映画化する「プーニバース」こと「ツイステッド・チャイルドフッド・ユニバース(TCU)」の一作で、日本でも「バンビ」のホラー版『子鹿のゾンビ』が8月29日に、「ピーター・パン」のホラー版『ネバーランド・ナイトメア』が11月7日に公開予定。一連のキャラクターが集結するクロスオーバー映画『プーニバース:モンスターズ・アッセンブル(Poohniverse: Monsters Assemble)』も2026年3月に撮影開始される。
なお、『プー あくまのくまさん3』は『プーニバース:モンスターズ・アッセンブル』以降、TCUの“フェーズ2”にあたる作品として公開される計画。チェンバース監督によると、フェーズ2には本作のほか、ティガーの単独映画『ティガーズ・リターン(原題)』や、「不思議の国のアリス」をホラー化する『アリス・ザ・マッド(原題)』などが予定されているという。
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Source: Variety, Screen Rant