グレン・パウエル、エドガー・ライト監督と『バトルランナー』リメイクに挑む ─ シュワちゃん主演SFアクション、原作はスティーブン・キング

映画『トップガン マーヴェリック』(2022)のハングマン役で注目され、恋愛コメディ『恋するプリテンダー』(5月10日公開)も世界的ヒットを記録したグレン・パウエルが、1987年公開のアーノルド・シュワルツェネッガー主演の同名SFアクション映画をリメイクする『バトルランナー(原題:The Running Man)』のリブート版で主演を務めることがわかった。
『バトルランナー』は、ホラーの帝王ことスティーヴン・キングが、“リチャード・バックマン”のペンネームで執筆した小説の映画版。舞台は、世界経済が崩壊し、警察が独裁政権を持つようになった近未来。命令に背き大量殺人の濡れ衣を着せられた警官ベン・リチャーズが、重病の娘を救うため、囚人たちが生死を懸けた殺人ゲームを繰り広げるテレビ番組「ランニング・マン」に出場する……。
リメイク版の監督・脚本は、『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)『ベイビー・ドライバー』(2017)のエドガー・ライト。リメイク企画自体は2021年2月に第一報が伝えられており、2023年12月にはライトの口から、企画開発が積極的に進められていること、シュワルツェネッガーの映画ではなくキングの原作に忠実な映画化になることが語られていた。ちなみに原作の時代設定は2025年、映画版の設定は2017年だった。
共同脚本は、ライトとは『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(2010)以来のタッグとなるマイケル・バコール。『21ジャンプストリート』シリーズも執筆した才能だ。プロデューサーにはライトのほか、プロデュース・パートナーのニラ・パーク、『X-MEN』シリーズなどのサイモン・キンバーグも名を連ねている。
なお、パウエルは『トップガン マーヴェリック』以来、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中。『恋するプリテンダー』は全世界興行収入2億ドル以上を叩き出したほか、主演・共同脚本を務めたリチャード・リンクレイター監督のアクション・コメディ『Hit Man(原題)』(2024)はサンダンス映画祭で高い評価を獲得。『ツイスター』(1996)のリブート版『Twisters(原題)』にも主演し、さらなる躍進が期待されている。
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Source: The Hollywood Reporter, IndieWire
Text: Hollywood, 稲垣貴俊