【レポ】PS4『プレデター ハンティング グラウンズ』映画さながらの緊迫感 ─ 1対4の非対称型マルチプレイ、狩るか狩られるかの戦場へ

「狩るか、狩られるか」。映画『プレデター』 シリーズを題材にしたゲーム『Predator: Hunting Grounds』(PS4®用ソフトウェア)が、2020年4月24日より発売される。地球外生命体「プレデター」対特殊部隊「ファイアチーム」の1対4で戦闘を繰り広げていく、 オンライン非対称型マルチプレイアクションゲームだ。
THE RIVERでは、3月27日〜29日まで実装されていた「トライアルウィークエンド(体験版)」で、この注目作をいち早くプレイ。そのレビューをお届けしたい。
どこから襲われるか分からない、緊張の1対4バトル

ゲームの流れとしては、プレデター側1人に対して、4人編成のファイアチームで対戦。人間側は1人称視点でゲームを進行し、プレデターに倒される前に複数の軍事任務を達成したのち、原作のようにヘリコプターで戦場から脱出するか、もしくは“狩ることが目標だ。戦い方としては自由だが、基本的には銃やナイフ、手榴弾を使う。プレデターは3人称視点で、高い身体能力でジャングルに生い茂る木々の間を飛び回り、多種多様なアーマーや武器、技を活用しながら人間を一人残らず狩ることで勝利となる。
まずはプレデターを選択して、戦場へ繰り出すことに。序盤は操作方法を模索しながらゆっくりと進んでいたが、すぐさまファイヤーチームに遭遇。というわけで早速、木の上から相手に向かって一直線にジャンプして、気付かれることなく背後に忍び込んだ。そこから鋭い爪で相手を躊躇なく切り刻み、見事倒すことに成功。プレデターによる近距離アクションは想像以上にリアルかつグロテスクで、迫力満点だった。

宇宙最強のプレデターになって“人狩り”気分を楽しんでいたのも束の間、他の人間側プレイヤーから応戦されてしまい、素早くジャングルの中に身を隠すことに。プレデターだって逃げることはある…。そこで今度は、「プラズマキャノン※」 で遠距離から相手を狩ることに戦略をシフトチェンジした。照準を合わせて、いざ発射してみると、見事命中して相手を一人撃破することに成功。実に爽快感あふれる瞬間だった。ちなみにプラズマキャノンを命中させるコツは、常に冷静沈着なプレデターになりきることではないだろうか……。※プラズマキャノンは原作にも登場する熱線銃。
そこからファイヤチームの中に再び飛び込み、一気にチームを全滅に追いやり初勝利を飾った。ちなみにプラズマキャノンの他にも、追跡用の赤外線視覚モードや身を隠すための光学迷彩、最後の手段としての自爆など、原作ファンにはたまらない要素が多数存在する。もちろん原作を知らずとも、プレデターの斬新な戦術や圧倒的な強さの虜になること間違いないだろう。

一方で人間側も負けていない。いつどこから現れるのか分からないプレデターに怯えつつも、チームメンバーと協力しながら任務をこなしていく。ちなみに敵はプレデター以外にもゲリラ兵(NPC)がいて、これが意外と手強く、倒しがいがあって楽しい。
しかしゲリラ兵に気を取られていたところ、「ドスン…ドスン…」と不穏な音が筆者の背後から聞こえてくる。振り返ると、そこには最強最恐のプレデターが…。すでにゲームの世界観にどっぷり浸かっていた筆者は思わず「うわー!」と画面の前で叫び、抵抗する間も無く一瞬にして倒されてしまった。何という恐怖の擬似体験。プレデターは人間側が登れないような高所に潜んでいたり、透明になることが出来るため、常に足音などに注意しておかなければならないということだ。

瀕死状態になるも、チームに何とか助けられ、いざ反撃開始へ。プレデターがジャングルに逃げる前に全員で一斉攻撃し、ダウンさせることに成功。最後の手段としてプレデターは自爆を試みたが、その場から必死に逃げ切り、無事生還できた。我に返ると、コントローラー
を握る両手に汗が。いかに世界観に入り込んでいたが分かるほどの臨場感に圧倒された。
人間側はプレデターの姿が見えなくても、常に「どこかにいるかもしれない…」といった恐怖を感じながらプレイしなければならない。実にスリリングで楽しい。もちろんチームで戦略を立てるなど、好みに合わせた武器を選んで戦っていく事もできる。それから、泥を体に塗ってプレデターの視界から逃れることもでき、こちらは映画ファンにとって朗報だろう。

プレデターで相手を無双するのもよし、 チームと協力してプレデターに立ち向かうのも良いだろう。プレデターとタイマンを張った、人間界で最強とも謳われるダッチ少佐(アーノルド・シュワルツェネッガー)の気分が味わえるかもしれない。また、原作ファンだけでなく、オンライン対戦やFPSが好きな人も必ず楽しめるゲームではないだろうか。自身に合ったプレイスタイルを見つけて、狩るか、狩られるかの極限の戦場に繰り出そう。
発売概要
本作では通常版の他、「48 時間 XP 2 倍」やゲーム内で使用できるファイアチームとプレデター のスキンと、プレデターへの逆襲のため立ち上がる人間たちを描いた全 5 話のデジタルコミックなどが付属するデジタルデラックスエディションを発売。またパッケージ版の早期購入特典、ダウンロード版の予約特典としてゲーム内で使用できる「‘87 プレデタースキン」と「“Old Painless”ミニガン 早期アンロック」を入手でき、ダウンロード版限定の予約特典としてはオリジナルアバターパックとPS4用プレオーダーダイナミックテーマが入手可能だ。
商品名称 | Predator: Hunting Grounds |
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対応機種 | PlayStation 4、PlayStation 4 Pro |
ジャンル | アクション / シューティング |
オンライン対応 | オンライン対応 *オンラインマルチプレイを楽しむには PlayStation®Plus への加入(有料)が必要です。 |
プレイ人数 | オンラインプレイ人数:1~5 人 オフラインプレイ人数:1 人 |
発売予定日 | 2020 年 4 月 24 日(金) |
価格 | ■Blu-ray DiscTM版 希望小売価格 4,900円+税 ■ダウンロード版 ・通常版販売価格 5,390 円(税込) ・デジタルデラックスエディション販売価格:7,590円(税込) |
商品内容 / 特典 | ■Blu-ray DiscTM版 ゲーム本編 早期購入特典(‘87 プレデタースキン、“Old Painless”ミニガン 早期アンロック) ■ダウンロード版 ・通常版 ゲーム本編 予約購入特典(‘87 プレデタースキン、“Old Painless”ミニガン 早期アンロック、プレオーダー ダイナミックテーマ、アバターパック) ・デジタルデラックスエディション ゲーム本編 48時間 XP2倍 フィールドロッカー 5 個 PlayStation 仕様 ファイアチーム 迷彩・武器スキン PlayStation 仕様 プレデター・アーマースキン PlayStation 仕様 プレデター ウォーペイント ファイアチーム「熟練アサルト」早期アンロック プレデター マスク「エクリプス」早期アンロック Dark Horse 社製デジタルコミック『Predator: Hunters』 デジタルデラックス ダイナミックテーマ デジタルミニ・アートブック 予約購入特典(‘87 プレデタースキン、“Old Painless”ミニガン 早期アンロック、プレオ ーダー ダイナミックテーマ、アバターパック) |
CERO | 審査予定 |
発売元 | 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
公式サイト | https://www.jp.playstation.com/games/predator-hunting-grounds/ |
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