『プレデター:ザ・プレイ』は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』から影響を受けていた

『プレデター』シリーズ最新作、『プレデター:ザ・プレイ』がディズニープラス(Disney+)「スター」にて日本上陸を果たし、ファンおよび批評家たちから絶賛の評価で迎えられている。なんと言っても魅力は、プレデターとコマンチ族の戦士の狩るか狩られるかの死闘だ。スリリリングなアクションシーンは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)から影響を受けていたらしい。
米GamesRaderのインタビューに、『プレデター:ザ・プレイ』にてメガホンをとったダン・トラクテンバーグ監督が登場。「この映画を製作するにあたり、いくつかのことがきっかけとしてありました」としながら、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のアクションベースによるストーリーテリングに惹かれたことが、トリガーのひとつだったことを明かしている。
「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、“アクションだけの映画でも素晴らしい作品を作れる”と挑戦状を叩きつけてきた映画で、それに僕はとても刺激を貰いました。それに挑みたいとも思ったんです。“アクション主導で、エモーショナルな映画を作れないだろうか”と。そこで、“スポーツ映画の核を本作に注入すれば、ハートフルな作品になるのでは”とか、“過酷な環境下で生き残ろうとする人の物語をまた描くのではなく、最も手強い相手に立ち向かう内容にしたらどうだろうか”と、アイデアを練っていきました。これらすべてが映画の核となっていったんですよ。」
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』といえば、“ウォーボーイズ”といわれるイモータン・ジョー率いる武装集団が、メインキャラクターのフュリオサやマックスたちを地の果てまで追跡する姿が描かれた。全編を通して台詞量は最小限に抑えられており、その代わりに最初から最後まで加速し続けるアクションが、物語の根幹から深いところまで観客を導いている。
同作に倣って監督のトラクテンバーグは、『プレデター:ザ・プレイ』で台詞量は控え目、アクション主導の作風を貫いた。その結果、「大量の血とめちゃくちゃ楽しい怪物との戦い」「深く個人的な旅が描かれているのが素晴らしかった」と批評家から絶賛される作品に仕上がった。
映画『プレデター:ザ・プレイ』は、ディズニープラス「スター」にて独占配信中。
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Source:GamesRader