『ジョン・ウィック』監督が怪獣作品を手がける ─『プロジェクト・ネメシス』ドラマ化決定、『ワイルド・スピード』プロデューサーも参加

『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ監督が、ドラマシリーズで怪獣を題材とした作品を手がけることがわかった。米Deadlineが報じている。
監督と製作総指揮を兼任するスタエルスキは、ジェレミー・ロビンソンによる人気小説、『プロジェクト・ネメシス』をドラマ化するとのこと。日本では角川文庫より発売されている同小説は、アメリカ・ボストンで暴れ回る巨大な怪獣に立ち向かう人類を描く作品だ。Deadlineにて説明されている同小説のあらすじは以下の通り。
「ネメシスというギリシャ神話の復讐の女神のDNAと、何者かに殺されたひとりの少女が融合。トラウマを抱えた怪獣は犯人を求めて、メイン州の奥地から、ボストンの街中まで暴れ回る。この異世界の脅威への対応を指揮するのは、アメリカ合衆国国土安全保障省の超常現象部門を率いる捜査官、ジョン・ハドソンだ。」
製作スタジオは、Sony TVが担当。製作総指揮にはスタエルスキのほか、『ワイルド・スピード』シリーズなどのニール・H・モリッツ、『ブラッドショット』(2020)などのトビー・ジャッフェ、「ザ・ボーイズ」(2019-)のパヴン・シェティとジェイソン・スピッツが名を連ねている。
本作の製作発表にあたりスタエルスキは、「『プロジェクト・ネメシス』の映像化に参加できるなんて、言葉にできないほど興奮しています。読み始めた瞬間から、僕はこの本の虜になりました。マーシャルアーツ、アクション、魅力的なキャラクターたち、そしてもちろん怪獣!この素晴らしいシリーズには、僕が大好きなジャンルであふれているんです」と、コメントを寄せている。いまやアクション映画を牽引する存在と言っても過言ではないスタエルスキだが、“怪獣”という新境地をどう調理してみせるのか、注目だ。
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Source:Deadline