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ポール・トーマス・アンダーソンがダニエル・デイ=ルイスの俳優復帰を望む ─「彼の演技をもっと観たい」

ポール・トーマス・アンダーソン&ダニエル・デイ=ルイス
Photo by Jürgen Fauth https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Paul_Thomas_Anderson_%26_Daniel_Day-Lewis.jpg | Remixed by THE RIVER

アカデミー賞主演男優賞に三度輝くという偉業を成し遂げた名優、ダニエル・デイ=ルイス。2017年に突如と俳優引退を発表し映画界に衝撃を与えたが、今でも彼の復帰を望む声は絶えない。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)『ファントム・スレッド』(2017)でタッグを組んだ若き巨匠、ポール・トーマス・アンダーソンもまたその声をあげるひとりだ。

ダニエル・デイ=ルイスの最後の出演作となったのは、『ファントム・スレッド』。オートクチュールの世界を舞台に、天才的で完璧主義者の仕立屋と若き女性の予測不能の愛憎劇を描いた物語で、カイエ・デュ・シネマをはじめ世界中の批評家を唸らせた傑作だ。独創的な物語や映像美はもちろんのこと、ルイスの怪演ぶりは観る者の心を掴んで最後まで離さなかった。アカデミー賞主演男優賞こそ逃したが、彼の圧巻の演技は、この先も永遠と語り継がれていくことだろう。

まさしく有終の美を飾ったとも言えるわけだが、それでもダニエル・デイ=ルイスの演技をもう一度観たいと思う方は間違いなく多くいるはずだ。そんな俳優の最後の出演作を手がけたポール・トーマス・アンダーソンは、Varietyのインタビューにて彼の引退について「みんなで気持ちを一緒にして、彼が復帰することを祈りましょう」としながら、「そうなったら素晴らしくないですか?」と思いを素直に打ち明かしている。

「『ファントム・スレッド』が公開されたとき、このことについてよく聞かれましたが、そのときと同じ気持ちを今も抱いています。僕は他の人と同じように欲張りなんです。ダニエル・デイ=ルイスの演技をもっと観たいと思っています。」

ダニエル・デイ=ルイスが仮にも引退宣言を撤回し、俳優業に復帰することになった際には、ポール・トーマス・アンダーソンとタッグを再び組んで欲しいところだ。もっとも、監督は俳優復帰を望む一方で、「彼は僕たちに十分過ぎるほどのものをすでに与えてくれているので、欲張るべきではないとも思っています」という。「彼は王様ですだから」。

なお、ポール・トーマス・アンダーソンは、『ザ・マスター』(2012)『インヒアレント・ヴァイス』(2014)でタッグを組んだもうひとりの怪物俳優、ホアキン・フェニックスについては「また一緒に仕事が出来ることをとても心待ちにしています」としながらも、「彼は演技部門には不釣り合いなほどの才能があり、その能力を最大限に発揮させる素材が不足しています」と謙遜。さらには、今後共演したい俳優として、デンゼル・ワシントンとオリヴィア・コールマンの名を挙げている。

ちなみにポール・トーマス・アンダーソン監督最新作『Licorice Pizza(原題)』は、2021年11月26日に公開予定。『ファントム・スレッド』以来の監督作となる本作は、アメリカ・ロサンゼルスのサンフェルナンド・バレーを舞台にした青春物語だ。

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Source: Variety

Writer

Minami
Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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