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ブラック・ウィドウが「いつも恋しい」「彼女が喜んでくれていたらいいな」『サンダーボルツ*』エレーナ役フローレンス・ピュー

ブラック・ウィドウ
(c)Marvel Studios 2021

「私はどこかおかしい。すっかり空っぽで……姉が死んだせいだと思ってたけど、どんどん広がって、ただ虚無感だけ」──。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『サンダーボルツ*』で、エレーナはいまだ悲しみのさなかにある。公開された予告編や本編映像からも明らかなように、“姉”であるナターシャ・ロマノフの死に苦しんでいるのだ。演じたフローレンス・ピューも、あるていどはエレーナと同じ心境なのかもしれない。

The Hollywood Reporterの取材にて、ピューはナターシャ役のスカーレット・ヨハンソンについて「彼女の存在をいつも恋しく思います。一緒に旅を始めた人がいるのに、その人とは二度と仕事をすることができないなんて、本当にひどいと思うから」と笑った。

MCUにピューが初登場したのは、ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフの単独映画『ブラック・ウィドウ』(2021)。ナターシャが退場した『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の前日譚であり、エレーナはナターシャの妹分としてMCUに現れたのだ。もっとも劇中の時系列上では、サノスの指パッチンによりエレーナは消えており、戻ってきた時にはナターシャは死んでいた。その後の展開は「ホークアイ」(2021)で描かれている。

「私にとってマーベルの旅は、スカーレットが私を信頼してくれて、6年前に彼女の映画(『ブラック・ウィドウ』)に参加するよう望んでくれたからこそ。[中略]彼女とともにこの世界を体験できるのが、あれが最初で最後になるなんて。だけど私は、彼女が誇りに思ってくれることをいつも心から願っているんです。“私たちが参加したことを、彼女が喜んでくれていたらいいな”って、いつもどこかで思っています。」

ブラック・ウィドウ
(c)Marvel Studios 2021
ブラック・ウィドウ
(c)Marvel Studios 2021

『サンダーボルツ*』にはエレーナをはじめ、デヴィッド・ハーバー演じるレッド・ガーディアン、そしてタスクマスターも参戦している。「撮影現場ではよく彼女を恋しく思いました。しょっちゅう笑っていたんです」とピューは振り返った。

では、劇中のエレーナはナターシャの不在をいかに乗り越えるのか。映画『サンダーボルツ*』は2025年5月2日(金)日米同時公開。

Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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