ピーター・クイルは『スター・ウォーズ』ハン・ソロのファン ─ 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：VOLUME 3』クリス・プラットが明かす

ピーター・クイルは『スター・ウォーズ』ファンですか？『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：VOLUME 3』の米公開を記念して、スター・ロード／ピーター・クイル役のクリス・プラットがファンからの質問に答えた。どうやらピーターは、我々と同じように『スター・ウォーズ』のファンだったようだ。

「もちろんそうですよ！彼の人生はポップカルチャーのアイコンを模倣することだったから、当然『スター・ウォーズ』も大ファン。特にハン・ソロには最終的にかなり影響を受けたんじゃないかな。スター・ロードというキャラクターには、ハン・ソロの要素がかなりあると思いますよ。」

ポップカルチャーを愛するピーターが『スター・ウォーズ』のファンだという設定は理にかなっている。ピーターが地球から連れ去られたのは1988年のことで、その当時はもうエピソード4〜6の旧三部作が公開済み。少年ピーターが『スター・ウォーズ』に憧れていたって何ら不思議ではない。

『スター・ウォーズ』がマーベル・シネマティック・ユニバースの世界にも存在することは、これまでの作品で何度か示唆されている。スパイダーマン／ピーター・パーカーも一応鑑賞済みで、『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』（2016）では『エピソード5／帝国の逆襲』惑星ホスの戦いにオマージュを捧げた。特に『スパイダーマン』シリーズでは『スター・ウォーズ』の小ネタが度々登場する。

スティーブ・ロジャース／キャプテン・アメリカは蘇った現代で観るべき映画として『スター・ウォーズ』をリストアップ。『エターナルズ』（2021）ではキンゴの飛行機内モニターで『帝国の逆襲』が再生されていた。

ハン・ソロは一匹狼タイプのアウトローで、主にモラルや大義よりも己の利益を最優先して行動する運び屋。旧三部作では反乱同盟軍に共感していくつもの戦地を共に戦い、誰よりも義理堅い一面も見せた。映画『ハン・ソロ／スター・ウォーズ・ストーリー』は、孤独なバックグランドが明かされている。

MCUのスター・ロードも宇宙海賊ラヴェジャーズの一員として育てられたトレジャーハンターで、確かにハン・ソロと似た要素が多い。比較すればたくさんの共通項が見つかることだろう。宇宙船を乗りこなして数々の惑星を旅している間、スター・ロードも「俺ってハン・ソロっぽいな」と思っただろうか？

ピーターが地球に帰ってきたら、プリクエルやシークエルも観てみてほしい。今はボバ・フェットのドラマシリーズまで製作されていると知ったら、きっとビックリすることだろう。

11 years ago I had a meeting with Marvel Studios about the possibility of doing a Guardians of the Galaxy movie. I remember driving home & thinking I didn’t want to make a movie LIKE Star Wars, but a movie that made people FEEL like Star Wars made me feel as a kid. Outlandish… pic.twitter.com/xiCnJOTf7c

— James Gunn (@JamesGunn) May 4, 2023

ちなみに今年（2023年）5月4日のスター・ウォーズの日に、ジェームズ・ガン監督はシリーズ1作目のパロディポスターと共に、自身やシリーズが『スター・ウォーズ』にいかに影響されたかを投稿している。運命めいたことに、『VOLUME 3』の米公開日は5月4日、スター・ウォーズの日となったのだ。これには『スター・ウォーズ』公式アカウントも「私たちも3部作が大好きです。私たちの銀河から、あなたの銀河へ。いつでも魔法のタッチを見つけて」と祝辞が送られた。

Source:Twitter Movies